【コラム】「売り出し中の荒木!」という表現を巡る考察【会員限定】
【孤独の暁と無花果の蕾】「荒木は売ってませんから」について考える
アナウンサーの下田 恒幸さんが、見事なゴールを決めた鹿島アントラーズの荒木 遼太郎選手に対して「売り出し中の荒木!」と実況したら、「荒木は売ってませんから」と反論されたそうです。これに対し、下田さんは辞書を用いて「売り出し中」の意味を提示しています。
こないだの中継で鹿島の荒木選手の得点時に「売り出し中の荒木!」ってコメントしたら鹿島サポの方々から「荒木は売ってませんから」という突っ込みが結構あり😅驚いたので念のため補足。私が使った「売り出し中」とは下記4番の意味です。よろしくお願いしますm(_ _)m pic.twitter.com/w0pkNaE3Va
— 下田恒幸 (@tsuneyukishimo) August 30, 2021
「売り出し中」と表現された試合は、8月28日の明治安田生命J1リーグ第27節、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ戦です。14分に右サイドでボールを受けて縦へ突破する土居 聖真選手のクロスを、荒木選手がヘディングでゴールを揺らします。下田さんの実況はYouTubeのダイジェスト映像でも確認できます。
19歳の荒木選手は、昨季26試合に出場して2得点でしたが、今季はリーグ戦全試合に出場して9得点の活躍を見せています。確かに彼のプレーを見れば「売り出し中」は誇張した表現ではありません。ここでは辞書の意味を踏まえつつ、鹿島サポーターの心情、日本語表現について考えてみたいと思います。
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