川本梅花 フットボールタクティクス

【プレビュー】フォーメーションの組み合わせから見えるポイント【無料記事】J3第19節 #ヴァンラーレ八戸 対 #カターレ富山

【プレビュー】フォーメーションの組み合わせから見えるポイント

この記事は、9月18日以前にアップしたものを基礎に、新しく追加記入しています。

明治安田生命J3リーグ第19節、ヴァンラーレ八戸対カターレ富山が、10月6日19時からプライフーズスタジアムで行われます。この試合は、9月18日19時に行われるはずだった試合の替わりになります。

八戸は前節・21節のアスルクラロ沼津戦を2-7で大敗しました。7勝5分け6敗(勝点26)の8位。カターレ富山は福島ユナイテッドFCに対して3-1で勝利を収めます。10勝5分け4敗(勝点35)の3位です。八戸は、難しい状況にあるのですが、なんとしても連敗を阻止してチームを立て直したいところです。

フォーメーションの組み合わせから見えるポイントとは?

八戸は「3-6-1」の1トップ、富山は「3-5-2」の2トップです。両チームとも前節と同じフォーメーションになると予想されますが、富山が1トップを採用してミラーゲームに臨む可能性もあります。

両チームとも前節と同じフォーメーションを採用した場合、富山のセンターハーフ(CH=アンカー)はフリーでボールを持てるため、八戸はなんらかの対処が必要となります。また、サイドの主導権をどちらが奪い取るかが、勝敗の大きな分岐点になります。両チームともウイングバック(WB)の前に遮る選手がいないため、どちらが高いポジションを取り、相手WBを“ピン留め”できるかに注目です。

八戸は今後、上位チームとの対戦が増えますが、1対1でフィジカルで負けることなく、ボールを簡単に失わず、粘り強く90分戦い抜くことが勝利への道になります。前節のような戦い方ができれば、首位の富山が相手でも「恐るるに足らず」です。

個人的には、センターフォワードに前澤 甲気、セカンドトップに上形 洋介を配置するのが良いと思います。前澤はファーストディフェンダーとしてスイッチを入れるのがうまく、攻守ともチームに欠かせない存在です。上形は今季の得点こそ少ないものの、コンスタントに起用すれば、前節のようにアシストを演出する力があります。シュートもうまいので起用を続けてほしいです。

大学生の野瀬 龍世はWBでも良いですが、セカンドトップでも面白いと思います。このまま使い続けるべきです。CHの相田 勇樹は、さらに上のレベルで戦える可能性がある逸材です。いまはサッカーのことだけを考え、サッカーに全てを懸けて生きるべき選手です。ストッパーの小牧 成亘、スイーパーの赤松 秀哉、GK蔦 颯は、外せない選手たちです。

ここまでが、前回書いた記事です。前節の沼津戦からの3日後の富山戦になります。選手も、どこまで入れ替えて来るのかわかりませんが、GK蔦を戻した方がいいでしょう。廣瀬 智行を右SPに起用して小牧 成亘を右WBで起用します。佐藤 和樹が使えるようなら彼を左WBにする。CFは前澤 甲気に任せてSTに上杉洋介と秋吉 泰佑を使う。秋吉は、こういう難しい状況を打破する力があるプレーヤーなので、彼を起用するのをひとつの案だと思います。

川本梅花

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