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スズキカップ2020-今日のインドネシア戦を前に隔離終了のアキヤ・ラシドらが出場可能に

スズキカップ2020は、昨日のグループステージA組最終節でタイが追い縋るシンガポールを振り切って2-0で勝利し、1位タイ、2位シンガポールの両チームが準決勝進出を決めています。本日行われるB組の最終節では、現在、グループ3位のマレーシアは首位インドネシアと、2位のベトナムは4位のカンボジアと対戦します。ベトナムの勝利はほぼ確実なので、マレーシアが準決勝に出場するためには本日のインドネシア戦の勝利あるのみで、この試合に勝利することができればB組の2位として準決勝ではA組1位のタイと対戦します。

そのマレーシア代表ですが、所属クラブの試合日程の都合から木曜日にシンガポール入りしチームに合流したディオン・クールず(デンマーク1部FCミッティラン)に加え、新型コロナ検査で陽性となっていたアキヤ・ラシド(JDT)が10日間の隔離を終えてチームに復帰した他、初戦のカンボジア戦で腹筋を痛めていたジュニオール・エルドストル(タイ1部チョンブリーFC)も練習に参加していると、マレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。

とは言えアイディル・ザフアン、シャールル・サアド(いずれもJDT)の両センターバックはともにハムストリングを痛めてインドネシア戦は出場が絶望視されており、ディフェンダー陣にはやや不安があるマレーシアに対し、この試合は引き分けでも準決勝進出となるインドネシアは隔離中だったDFエルカン・バゴット(英国2部イプスウィッチタウン)も合流し、先日のベトナム戦と同様に全員が身体を張る守備的な布陣が予想されます。

インドネシア戦に先立って行われたオンラインの記者会見では、その守備をこじ開けない限り勝利がないマレーシアのタン・チェンホー代表監督は初戦のラオス戦でMOMに選ばれたアキヤ・ラシドがチームに戻ってくることで、ベトナム戦無得点に終わったフォワード陣について、ベトナム戦でセンターフォワードとして起用されたルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)に代わり、帰化選手のギリェルメ・デ・パウラ(JDT)がカンボジア戦以来の先発に復帰する可能性やここまでは先発出場のないシャーレル・フィクリ(スランゴールFC)の起用などもほのめかしていたということです。

なおインドネシアとマレーシアの対戦成績は直近の8試合では4勝4敗ですが、同組となったFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選ではホームとアウェイで2連勝しています。

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