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Mリーグが代表戦とシーゲームズの代表選手招集を考慮した日程変更を発表

Mリーグを運営するMFLは公式サイト上で、Mリーグ1部スーパーリーグの一部試合日程変更を発表しています。MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、FAMとMFLが協議した結果、東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU23代表候補選手が、リーグ戦を欠場せずに、大会前の代表候補合宿に参加し、また最終メンバーが5月7日に開幕するシーゲームズ2021年大会(ベトナム、ハノイ)に出場できるようにとの配慮から、4月30日から5月23日までの日程を変更したことを明らかにしています。シーゲームズは5月19日に準決勝が、また5月22日には決勝が予定されています。

なおスーパーリーグの試合日程が変更になっているのは、U23代表候補に11名の選手が招集されているスランゴールと、9名の選手が招集されているトレンガヌ両チームの試合のみで、4月29日に順延されていた第2節のスランゴール対スリ・パハン戦と、第7節(5月6日/7日)、第8節(5月10日/11日)、第9節(5月17日/18日)の両チームが関係するスーパーリーグの6試合です。

さらにU23代表はシーゲームズ終了後には、6月1日に開幕するAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)に向けて再び代表候補合宿を5月24日から31日までよていしています。一方、A代表は6月8日に開幕するAFC選手権アジアカップ2023年大会第3次予選(マレーシア)に向けた代表候補合宿を5月19日から29日まで予定しているます。

MFLのスチュアートCEOは、アジアカップ第3次予選が6月8日から14日に予定されていることから、スーパーリーグ第10節(6月18日/19日)の全カードを延期することも併せて発表しています。.

この他、スチュアートCEOは、AFCチャンピオンズカップに出場中のJDTや、AFCカップに出場するクダとKLシティがノックアウトステージに進出した場合には、再度日程変更が行われる可能性にも言及しています。

今回変更された日程の詳細はこちらです。

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シーゲームズの日程は当初から分かっていたにもかかわらず、今回の突然とも言える日程変更が行われたのは、このブログでも取り上げた通り4月19日から始まっているU23代表代表合宿の練習参加者が31名の代表候補中のわずか5名しかおらず、各クラブが自チームの選手にリーグ戦出場を優先させて、招集を拒否したことが影響しています。U23代表合宿期間も、またシーゲームズ開催期間もいずれもFIFA国際マッチデー期間ではないことから、代表選手の招集に強制力はなく、このブログでも4月15日の記事で、スーパーリーグのサバが所属するインドネシアU23代表のサディル・ラムダニの招集を拒否して、インドネシアサポーターから非難されていることを取り上げましたが、今回の日程変更は、各クラブに所属選手の「招集拒否」の理由を与えないための措置でもあります。

特に今回のシーゲームズに出場するU23代表は、6月のU23アジアカップを睨み、登録可能なオーバーエイジ選手枠を(3名)なしで臨むことを表明しており、前回2019年大会(フィリピン)ではグループステージ敗退に終わり、2017年大会(マレーシア)以来のメダル獲得のためには、できる限りのベストメンバーを揃える必要があります。

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