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タイリーグの三冠覇者ブリーラム・ユナイテッドがヌグリスンビランと対戦

Mリーグ1部スーパーリーグで3位と好調のヌグリスンビランが、2021/22シーズンのタイリーグ1部でリーグ戦と2つのカップでいずれも優勝しているブリーラム・ユナイテッドと対戦することが発表されています。

アセアンチャリティーシールド2022と銘打たれたこの試合は、7月16日にタイ南部のマレーシア国境に近いパタニ県にあるタイ3部リーグ、パタニFCのホームとなっているレインボースタジアムで開催される予定ということです。

タイ王者と昨季2部プレミアリーグで優勝し、今季1部スーパーリーグに昇格したばかりのヌグリスンビランが対戦する理由などは不明です。また秋冬制に以降したタイリーグはこの時期がプレシーズン期間ですが、Mリーグはリーグ戦の最中です。ただし7月のヌグリスンビランの日程を見ると7月3日の第12節サバ戦の次の試合は第13節のトレンガヌ戦は7月27日となっており、移動も含めて7月16日の試合に支障はなさそうです。

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マレーシアの国境に近いパタニ県は1909年の英泰条約(バンコク条約)でタイの領土と確定しましたが、この時、マレーシアに割譲されたクダ、プルリス、クランタン、トレンガヌとは隣り合った地域で、現在でもマレー系住民(=イスラム教徒)が多いことから、マレー文化が浸透しています。そのため「深南部」と呼ばれることの地域は、仏教国タイからの分離独立を目指す一部のイスラム過激派武装総指揮によるテロなどが起こり、それに対して政府が報復する図式から宗教的対立と見る向きもあります。

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