ボラセパマレーシアJP

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第14節結果とハイライト映像

変則日程が続く中、前節第13節に続いて、12チームが揃って試合を行った今節第14節は7月31日と8月1日に全6試合が行われました。
3位と4位の間が勝点差で8点となり、上位3チームと下位チームの差は大きく開いていますが、買いに目を向けると、4位以下は11位までの8チームが勝点差6点の間にひしめく大混戦となっています。そんな中、今季未だ無敗のJDTのリーグ9連覇も見えてきましたが、勝点差4でJDTを追うサバがどこまで離れずについていき、プレッシャーをかけ続けられるか、またJDTがそんなプレッシャーをものともせずに連覇へ向かって走るのか。来季のリーグ大改編で入れ替え戦も無くなったMリーグの今季の見どころはそのくらいかも知れません。
(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年7月31日(土)@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
サバ 2-1 マラッカ・ユナイテッド
⚽️サバ:アムリ・ヤハヤ2(65分、90+1分)
⚽️マラッカ:イフェダヨ・オルセグン(24分)
?サバ(1):パク・タエスー
?マラッカ(3):シャズワン・アンディック、アドリアーノ、エマヌエル・オティ
?サバ(1):ラウィルソン・バトゥイル
?マラッカ(1):ハジック・プアド
MOM:アムリ・ヤハヤ(サバ)
試合前の大雨でボールが止まるほど水が浮いたピッチでの試合は、まさしくノーガードの打ち合いとなりましたが、後半から出場した41歳のFWアムリ・ヤハヤがロスタイムでの決勝ゴールを含む2ゴールを決めてサバが4連勝を飾っています。
マラッカはエースのイフェダヨ・オルセグンが2試合連続となるゴールを決めて先制しましたが、同点を目指したロスタイムにハジック・プアドが暴力行為で退場となってしまい万事休すでした。
サバの加賀山泰毅選手は先発して、フル出場しています。

2022年7月31日(土)@シティスタジアム(ペナン州ジョージ・タウン)
ペナン 2-3 サラワク・ユナイテッド
⚽️ペナン:ルーカス・シルヴァ2(17分、30分)
⚽️サラワク:ノー・アジジ・ラムリー(5分)、ウチェ・アグバ(28分)、ゴンサロ・ソト(84分)
?ペナン(2):ラファエル・ヴィトール、ラフィウディン・ロディン
?サラワク(0)
MOM:ルーカス・シルヴァ(ペナン)
リーグ11位と12位の対戦となったこの試合は、終盤のゴールで逆転した11位のサラワクが12位のペナンを破って、順位を一つ挙げて10位としています。
一方のペナンは前節に続き、左膝を痛めている司令塔のエンドリックがベンチ外となるなどベストの布陣が揃わず、5連敗となっています。

2022年7月31日(土)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴール 2-3 ヌグリスンビラン
⚽️スランゴール:カイオン(9分)、ヤザン・アル=アラブ(30分)
⚽️ヌグリスンビラン:グスタヴォ2(66分、80分)、ショーン・セルヴァラジ(88分)
?スランゴール(1):シャルル・ナジーム
?ヌグリスンビラン(2):チェ・ラシド・チェ・ハリム、グスタヴォ
MOM:ダニアル・アスリ(スランゴール)
シーズンを通して不安定な戦いを続けるスランゴールがホームに好調のヌグリスンビランを迎えた試合は、今季2度目の2連勝を目指したスランゴールが、得点王争いで2位につけるエースの快音のゴールなどで2-0と一度はリードしたものの、試合終了まで残り26分の間に立て続けに3失点して敗れています。なお、試合終了後、クラブはミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督の退任と、同氏のスポーツディレクター就任を発表し、事実上の更迭処分を行なっています。本来はテクニカルディレクターとして若手育成の目的で2020年に招聘されたファイヒテンバイナー氏を監督に据えた運営担当者の責任が問われるべきですが、そこはマレーシア。しらっと何もコメントしないのでしょう。
一方のヌグリスンビランは、昨季までスランゴールに在籍したショーン・セルヴァラジが決勝ゴールを決めて逆転勝利を挙げ3位を堅守し、さらに4位との勝点差を8に広げています。

2022年8月1日(日)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 5-0 KLシティ
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(7分PK、15分)、レアンドロ・ヴァレスケス(54分PK)、フェルナンド・フォレスティエリ(71分)、サファウィ・ラシド(84分)
?JDT(0)
?KLシティ(0)
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)
昨季のマレーシアカップ決勝ではJDTは0-2とKLシティに敗れ、34年ぶりの優勝を許していますが、それ以降は今季開幕前のチャリティーシールドでは3-0、今季リーグ戦ではKLシティのホームで3-0と、いずれもJDTが快勝しています。そのJDTがKLシティをホームに迎えた試合は、リーグ得点王を独走するベルグソン・ダ・シルヴァの2ゴールなどで圧勝しています。

2022年8月1日(日)@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-0 クダ
⚽️パハン:スティーブン・ロドリゲス2 (32分、67分)
?パハン(2):バキウディン・シャムスディン、シェルゾド・ファイジエフ
?クダ(3):カイルル・アズリン・カザリ、ヒシャムディン・アフマド、マフムード・アル=マルディ
MOM:スティーブン・ロドリゲス(スリ・パハン)
AFCカップ東南アジア地区準決勝を前に、この試合に勝って勢いをつけたかったクダは、下位のスリ・パハンに手痛い敗戦となりました。
スリ・パハンは前節はレッドカードによる出場停止となっていたマヌエル・イダルゴが復帰し、2点目にも絡むなど、クダの守備陣を翻弄する活躍を見せて勝利に貢献しています。

2022年8月1日(日)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 0-0 PJシティ
?トレンガヌ(0)
?PJシティ(2):D・クガン、K・プラバカラン
MOM:カラムラー・アル=ハフィズ(PJシティ)
両チームとも好機を生かせずスコアレスドローに終わっています。トレンガヌが優勢に進めた試合でしたが、PJシティのGKカラムラー・アル=ハフィズがMOMに相応しい活躍で好セーブを連発してトレンガヌを無得点に抑えています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第14節終了時)

チーム 勝点
1 JDT 13 11 2 0 37 6 31 35
2 SAB 14 10 1 3 24 13 11 31
3 NSE 14 7 5 2 19 11 8 26
4 KLC 14 5 3 6 19 25 -6 18
5 TRE 12 5 2 5 14 13 1 17
6 KDA 13 5 2 6 18 24 -6 17
7 SEL 13 4 4 5 26 23 3 16
8 MEL 12 4 4 5 18 17 1 16
9 SRP 12 4 2 7 17 20 -3 14
10 SWU 14 4 1 9 15 35 -20 13
11 PJC 13 2 6 5 15 22 -7 12
12 PEN 14 1 4 9 15 28 -13 7
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第14節終了時)

ゴール数 選手名 所属
1 16 ベルグソン・ダ・シルヴァ JDT
2 11 カイオン SEL
11 フェルナンド・フォレスティエリ JDT
4 8 ロナルド・ンガ KDA
5 7 ダレン・ロック PJC
6 6 パク・タエスー SAB
6 イフェダヨ・オルセグン MEL
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド
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