フットボールカンボジア

死の組で何を示すのか。W杯二次予選に向けて代表招集メンバーを35名に絞り込み。

 8月28日午後、カンボジアサッカー協会(FFC)は公式フェイスブックページで9月5日から始まるW杯二次予選を戦う事前トレーニングに35名を招集したと発表した。

 招集メンバー最年長は32歳の二大会連続招集のコウ・ソクンピア(ナーガワールドFC)、最年少はA代表へ飛び級招集となった18歳のヌン・チャンティア(ナショナルアカデミー)だった。ソウイ・ヴィサール(スバイリエンFC)、ソク・ペン(ヴィサカFC)、ソス・ソハナ(ナーガワールドFC)、ソウ・ヤティ(ナーガワールドFC)などが二大会連続で招集されチームの要をベテラン勢で固める可能性を伺わせた。

 一次予選に招集された、プラ・モニウドンは怪我でクラブチームを離れており招集が見送られた。マレーシアのトレンガヌFCでプレーするティアリー・チャンタビン、後期からMCLに復帰したチャン・バタナカ(ボンケットFC)ら主力選手も招集が見送られた。

 一次予選ではパキスタンを相手に、ひと回り以上年齢が離れたソクンピアとチャンティアが共にピッチに立ちゴールを決めるなど躍動、ホームそしてアウェイと共に勝利を収めた二次予選に駒を進めた。

 カンボジアにとって二次予選はどの国と当たっても厳しい戦いになることは間違いなかったが、カンボジアが戦うC組には、よりによってイラン、イラク、バーレーンと中東の強国が名を連ねた。カンボジアにとって死の組とも言える組み合わせの中で、比較的近い順位にある初戦の香港は是が非でも勝たなければならない相手と言える。ベテラン勢が新世代の選手たちを率いてアジアの強豪国相手に何を示すことができるのか期待したい。

 招集された35人は発表の翌日29日からフェリックス監督のもと練習開始した。チームは選手の状態と戦術を考慮してここからさらに絞り込み最終的な23人を発表する。本田GMがいつからチームに帯同し指揮をとるのかついてはFFCはまだ公開していない。

 二次予選初戦の相手は香港、9月5日午後6時(カンボジア時間)プノンペンのオリンピックスタジアムでキックオフとなる。

 

代表候補メンバーは以下の通り。

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