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フットボールカンボジア

カンボジアサッカーを理解する。唯一無二の最高峰メットフォンカンボジアリーグ(MCL)。

カンボジア最高峰リーグ。

 カンボジアで国内最高峰に位置するリーグは2005年にカンボジアプレミアリーグとしてプロ化されたメットフォンカンボジアリーグ(MCL)だ。プロ化以前は各省庁の運営するチームが参加した所謂社会人リーグがFFCによって運営されていた。現在参戦しているプノンペンクラウンFCやプリアカンリッチ・スバイリエンFCなどいくつかのチームは2005年のプロ化で省庁から民間へ引き継がれたチームだ。2005年のプロ化初年度から国内移動通信大手のメットフォンがタイトルスポンサーを継続している。2017年シーズンからFFCに変わってCNCCへ運営が移管された。

 2019年シーズンは14チームが参戦しており、ホームアンドアウェー形式で優勝を争う。外国人の登録人数は外国人枠4人、アジア枠1人の合計5人。リーグ優勝チームには翌年のAFCカップに出場する権利が与えられる。

 リーグは大凡1月か2月に始まり10月か11月には終了する。シーズンによっては同期間中に開催されるもう一つの国内大会フンセンカップや、代表戦の影響もあり一ヶ月以上中断する場合もあり、スケジュールは流動的だ。

 2014年シーズンまで参戦チームのほとんどがスタジアムを所有していなかったため、試合は全てプノンペンで開催されるセントラル方式だったが、2014年にプノンペンクラウンFCがプノンペン郊外にRSNスタジアムを新設し、2015年にプリアカンリッチ・スバイリエンFCがスバイリエンスタジアムを改修しホームスタジアムとして利用し始めた事をきっかけとして、他チームも地方都市へその本拠地を移転し始めた。2019年シーズンは14チームのうち、半数の7チームが地方都市にホームを持ち、残りの半数は首都プノンペンとその近郊にホームを置いている。 

外国人選手の起用が勝敗を左右する

 外国人選手を合計で5人契約できることから、外国人の使い方がチームの戦術に大きく影響を与える。カンボジアではカンボジア人に比べ、身体能力が高いアフリカ人がこれまで重用されて来た。3人のアフリカ人をFW、MF、DFに置き、彼らを通して前線にボールを運ぶスタイルが基本で、カンボジア人選手は彼らを繋ぐ役割を果たすことが多かった。しかし、2014年ごろから、ポゼッションを意識し、細かく繋ぐサッカーがカンボジアのトレンドなるとアフリカン人選手ではなく、日本人選手や、韓国人選手、北朝鮮選手、欧米の選手などがチームの中心となり、アフリカ人は点を取る為に入れられるだけのような扱いへと変化した。しかし、チームとしての戦術が未熟なチームにとってはアフリカ人は重要な戦力であり続け、2018年頃から再びアフリカ人選手の価値がMCLで高まって来ている。

リーグとしての環境がスピード感を持って整備されている。

 MCLは2005年にプロ化してから久しく、注目度もクラブの経済状況も芳しくない状況が続いてきた。しかし、2013年に代表チームが初めてW杯一次予選を突破した事でサッカーは国内一の人気スポーツの座を確固たるものにした事でその状況に変化が見られた。2017年にCNCCに運営が移管された際は、完全なホームアンドアウェー体制に移行されたタイミングと重なるなど、様々な部分で不足も多く国民の注目は少し下火となったが、3シーズン目となる2019年シーズン、国民の注目は再び高まっている。CNCCは現在全所属クラブに対してAFCのクラブライセンス取得を働きかけており取得に向けて積極的な支援を行なっている。またリーグを盛り上げるための活動の一環としてCNCCは、2018年シーズンから各クラブが固有のファンクラブを持つことを推奨しその支援しており、今シーズンはほぼ全てのクラブでウルトラス○○の様な団体が応援する姿を見ることができる。この様に応援行動が盛り上がりを見せるのに比例して観客動員数も増加しており、今シーズンの第17節クラウンのホームRSNスタジアムで行われた、プノンペンクラウンFC対プリアカンリッチ・スバイリエンFCの試合では最多観客記録となる5863人を記録した。 

 そして、この様な継続して国民からの高い注目は国内大手起業がMCLに目を向けるきっかけとなった。大手企業もMCLをPR活動の場として捉え始め、リーグそしてクラブチームにスポンサー活動を行うなどの流れができ始めた。メットフォンカンボジアリーグ(MCL)は様々な面でまだ他国に遅れをとっていることは否めないが、リーグとしての様々な環境はスピード感を持って日々整備されている。

フットボールカンボジアが考える総合力別MCL所属チーム一覧

Aクラス

ヴィサカFC、プノンペン、スタジアム有り

プリアカンリッチ・スバイリエンFC、スバイリエン州、スタジアム有り

ボンケットアンコールFC、プノンペン、スタジアム有り

プノンペンクラウンFC、プノンペン、スタジアム有り

Bクラス

ナーガワールドFC、プノンペン、スタジアム無し

ナショナルディフェンスFC、プノンペン、スタジアム有り

アンコールタイガーFC、シェムリアップ州、スタジアムはソルティーロアンコールFCと共用

Cクラス

ナショナルポリスFC、プノンペン、スタジアムはEDCスタジアムを共用。

キリボンソクセンチェイFC、タケオ州、スタジアム有り

Dクラス

AEUFC、プノンペン、スタジアム有り

ナショナルアカデミー、タケオ州、スタジアム有り

ソルティーロアンコールFC、シェムリアップ州、アンコールタイガーFCと共用

EDCFC、プノンペン、スタジアム有り

Eクラス

コンポンチャムFC、コンポンチャム州、スタジアム無し

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