フットボールカンボジア

ヴィサカFC、カンボジアリーグ初ピッチサイドLED広告を導入。

9月14日に行われたMCL2019第22節、ヴィサカFCは本拠地ヴィサカスタジアムのピッチサイド広告にカンボジアリーグ初となるLED広告を導入した。LED表示による広告はプノンペンクラウンFCの本拠地であるRSNスタジアムが導入を検討しテストを行っていたが結局公式戦に使われた事はなく、ヴィサカFCが公式戦へ初めて導入を果たす事となった。

カンボジアのクラブチームはこれまで長い間、設備、選手、育成とあらゆる面でプノンペンクラウンFCが頭一つ抜けてきた。しかし、2015年/2016年から今日に至る選手の大量放出問題などから次第に成績も低迷し、スバイリエンFC、ボンケットFCなどが台頭。しかし、設備環境面に大きな変化を起こす程のチームは中々出てこない状況だった。

そんな状況にあったカンボジアリーグに2008年から参戦するヴィサカFCは新興チームでありながら、プノンペン郊外にカンボジア初となるLED照明を持つ自前のスタジアムを建設し、今シーズンからリーグ公式戦で使用を開始するなど、カンボジアでもっとも先進的な設備環境投資を行っているクラブチームである。その金満ぶりはリーグ随一で、参戦に当たってはプノンペンクラウンFC、ナーガワールドFC、ポリスFCなどから第一線の選手を引き抜くなど、待遇面でも他のクラブチームとは一線を画していると言われている。

試合で、LEDに映し出された広告は、カンボジアウォーターやプリンスバンクなど国内大手企業ばかりであり、企業の広告の場としてヴィサカFCとスタジアムが選択肢の一つである事を示していた。

 

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