フットボールカンボジア

カンボジアプロサッカー機構、公式データの解析と収集、配信に向けて世界的スポーツデータ解析企業ジーニアススポーツとのパートナーシップを交わす。

カンボジアプロサッカー機構(CNCC)は公式データの解析と収集、配信に向けて世界的スポーツデータ解析会社ジーニアススポーツとオフィシャルテクノロジーアンドインテリジェントパートナーシップを交わした。

パートナーシップを交わしたCNCCは、現在行われているフンセンカップにおいて来シーズンの本格導入に向けた、データ解析システムを試験導入している。現時点ではシステム上の諸問題によって、リアルタイムでの解析と収集、配信には至っていないが、来シーズン開始時には問題をクリアにしリアルタイムのデータ解析と収集、配信システムの構築を目指している。

CNCCが試験的に導入し公開した公式データページ

 

ジーニアススポーツは世界的なスポーツデータ解析企業として世界16箇所に拠点を置き、約1000人の専門家を雇用している。既に世界中のスポーツ団体から広く知られており、プロバスケットボールのNBA、ゴルフツアーのPGAツアー、米国ストックカーレースのNASCARなどと契約しているほか、サッカーではイングランドのプレミアリーグ、AFCなどにそのシステムを提供している。特にAFCに関してはFIFAコネクトプログラムと高度にリンクしたAFCコンペティションシステムを提供し、すでに稼働している実績を持っている。

CNCCは2017年にFFCから国内大会の運営を移管されて以降、公式データの蓄積と配信に関して手付かずの状態が続いており、重大な解決課題の一つとなっていた。各試合会場で集められた書類を迅速にデータ化し収集できていなかったことがその主な原因だったが、そこには人材の不足など一朝一夕には解決できない事情もあった。

今回、ジーニアススポーツとパートナーシップを締結したことで、CNCCに足りない部分を補完することが可能となり、公式データの蓄積と配信がCNCCの手で独自に行えるようになる。これまで知ることができなかった情報が配信されることで、サッカーの新しい価値と見方をサポーターに提供すること繋がり新たなサポーター獲得が期待されることはもちろん、チームにとっても質の高いサッカーをするための助けになることが期待される。

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