フットボールカンボジア

W杯アジア二次予選カンボジア対イラク。一部サポーターのバナーが掲示できずカンボジアサッカー協会が仲裁に入る。

10月15日、プノンペンで行われたカンボジア対イラク戦においてFIFAおよびAFCはカンボジアサポーターのアンコールアーミーとウルトラスカンボジアの掲げていたバナーが政治的メッセージを含んでいるとして、それぞれに対して掲示を取りやめるように警告、ウルトラスカンボジアは掲載を取りやめた。

事態を知ったカンボジアサッカー協会は掲示内容に政治的メッセージが含まれていない事をFIFAそしてAFCに説明しそれぞれのバナー掲示の許可を得た。アンコールアーミーは掲示を再開したが、ウルトラスカンボジアのバナーが再び掲示されることはなかった。

試合後、FFCは公式フェイスブックページに本件について投稿。サッカーの国際試合はスポーツの場であり、スポーツと政治は分離しなければならないとして、政治的メッセージを含むバナーは掲示できない事をサポーターに周知徹底する事を促した。

また、今回の掲示に関する警告が誤解によって生まれたものであり、とても残念に思うとした。そして、熱狂的な応援で常にカンボジア代表を支えているアンコールアーミーとウルトラスカンボジアに感謝を伝え、これからもカンボジア国民一人一人がサッカーカンボジア代表とともにある事を願った。

カンボジアでは以前台湾の独立を願うバナーが台湾サポーターによって掲示された事があり、その際もAFCの指導によって掲示を取りやめさせている。

この日、警告を受けたアンコールアーミーだったが彼らの習慣にしたがって試合終了後にスタジアムを清掃、カンボジア代表への変わらぬ敬意を示しスタジアムを後にした。

ウルトラスカンボジア。

 

アンコールアーミー。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ