【サッカー人気1位】【浦和を語ろう 特別編】元川悦子だから…

「ファジラボ」寺田弘幸

【J2第28節・愛媛戦】レビュー『力不足によって奪われた同点ゴール もっと強くならないといけない』

長澤監督が「妥当な結果」と語った愛媛戦は、僕も1-1ドローは妥当と感じた。「厳しい試合になると思っていた」と試合を終えた選手たちが口を揃えたとおり、厳しい試合だった。その中で先制点をもぎ取り、PKで同点に追い付かれた後も勢いに乗るホームチームに一歩も引くことなく戦い抜いた。勝点を持ち帰るに値するゲームができたと思うが、OGの1得点だけで勝点3をつかもうなんて虫が良過ぎるだろう。

劣勢の時間が長くなってもストレスを感じることなく、みんなで我慢強く試合を進めていく。この戦い方を実行していくにはタフなメンタリティが必要で、全員の意思を統一した守備が欠かせないが、この二点で今のファジアーノの右に出るチームは多くはないだろう。愛媛の高い位置からプレッシャーを受けたファジアーノは前線になかなかボールが収まらずに劣勢を招いたが、後半に相手のセットプレーが続く窮地をしのいだ後、カウンターを発動させて先制点を奪取した。

痛かったのは追加点を奪うチャンスを仕留められなかったことだ。69分のカウンターのチャンスで放ったシュートがゴールマウスを捉えず、73分の直接FKをバーに当てた伊藤は追加点を奪えなかったことを猛省していたが、悔やんでも悔やみ切れない。PKのジャッジは非常にデリケートなものだったことは確かだが、渡邊の対応をはじめファジアーノに過失があったことも確か。事故のような形で同点に追い付かれたが、十分に防ぐこともできた事故だった。力不足によって同点ゴールを奪われたことを受け止めないといけないと思う。

今節でリーグ戦の2/3が消化し、序盤戦の14試合で勝点25を獲得したファジアーノは、中盤戦の14試合でも同じく勝点25を獲得した。4試合未勝利の時期があったことも踏まえれば『よく積み上げた』と言えるだろうが、“自動昇格”を目指すには物足りない。実際にファジアーノは4位に付けており、自動昇格圏に入る目安の勝点80には今のペースで辿り着けない。またしても4連勝を達成することができなかったことも含め、もっと強くならないといけないことを教えられた愛媛戦だった。

真夜中の高速道路をかっ飛ばして帰宅し、缶ビールを2本空けて眠りについても、僕はモヤモヤした気持ちを拭えないでいる。だが、とにもかくにも瀬戸大橋ダービーがすぐやってくる。幸い勝利がいつもの何倍もの喜びを与えてくれる相手だ。またも厳しい試合になることは必至だが、モヤモヤを吹き飛ばす勝利を収めてくれることを期待している。

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