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「ファジラボ」寺田弘幸

【無料記事】【J2第20節・松本戦】レビュー『アルウィンで見せた自力 これからのカギは自信』

ガチンコでぶつかり合って死力を尽くしたアルウィンでの一戦は、松本が先制してファジアーノが同点に追い付き、一森がPKをストップするビッグプレーもあって勝点1を分け合った。

想像していたとおりの激闘となったが、チームの熱力を高く保って一歩も引かずやり合えたことは大きな収穫だ。今年のチームのベクトルがひとつに向かいはじめ、アルウィンのパワーにも屈しないエネルギーを発することができた。押し引きの駆け引きが巧みだった昨年のチームとは違って今年はどの局面でも全力を注ぎ続けるチームだが、後半の半ばくらいからルーズボールの回収力で勝って松本を押し込み続けてゴールをこじ開けるところまで持っていた。この時間帯を前半から作り出して先制点を奪えればなおいいが、あそこまで持っていく自力が備わってきたことをポジティブに捉えたい。

攻撃面で決定的なシーンを創出していく力はまだ不足している。それは互いに言えることで両チームに勝ち切れないジレンマが垣間見れた試合となったが、この点はは今後に向けた宿題を提示されたのだと受け止めればいい。赤嶺が最前線で相手を引っ張り、豊川が衛生的に動いて相手にとって危険な場所に顔を出していく。これからはこの二人の関係性を軸にして質と量を追い求めていくことになるだろうし、ようやくイメージを共有していく方向性が定まってきた。

もっとサポートを早くしてもっと落ち着いて判断できるようになれば、自分たちの時間帯を増やすことができる。相手を押し返すエネルギーではなく相手に圧力をかけ続けていくエネルギーを発揮していくことが今年のチームの目指すところで、その力を備えていくためにはまだやらないといけないことも多いが、今後のカギになってくるのは自信だろう。

前半戦の折り返しとなる次節は13試合負けなしで5連勝中の水戸をホームに迎える。苦しい時期も自分たちを見つめて蓄えてきた前半戦の力をぶつけるには格好の一戦だ。自信をつけて後半戦へと突入する勝点3をつかみ取る。松本戦で踏み損なったステップを水戸戦で踏み込み、大きなジャンプにつなげていきたい。

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