サッカーパック『今週の宇都宮徹壱おすすめ3本』

「ファジラボ」寺田弘幸

【無料】横山雄哉(CURVA ROSAコールリーダー)「これからは各団体で連結してやっていくスタンスになる」/【ファジアーノの話をしよう】

サポーターに話を聞きたい。そう思ったのは2018年シーズンが終わって喜山康平に話を聞いたときのことだった。

彼は多媒体でGATE10の一体感について言及していた。その真意を聞くと、「なんか岡山っぽくないな」と感じていたから発言をしたという。

僕もかつてサポーター活動をしていたことがある。素晴らしい仲間たちと出会うことができたが、スタンドの一体感を生み出す難しさは少しばかり理解しているつもりだ。

個人的には、サポーター団体はいくつあってもいいと思っているし、それぞれの応援スタイルがあっていいと思っている。ルールやマナーを守ったうえで、「その言動がファジアーノのためなのか」を問うて「イエス」と思うのであれば、それぞれがそれぞれのファジアーノへの想いを思い切り体現すればいいのではないか。

ただ『それが岡山らしいのか』と問われれば、確かに疑問符が付く。

ファジアーノがJ2に参入して10年の月日が経った今、GATE10に集う人々はどんな想いをもっているのか。

今回は3つのサポーター団体に所属する方に、今感じていること、今想っていることを言葉にしてもらった。


■ 横山雄哉(CURVA ROSAコールリーダー)

 

― シティライトスタジアムに通うようになったキッカケ

一番最初に行くようになったキッカケは玉林選手(睦実/愛媛)でした。昔はファジアーノの選手もバイトをしていて、一緒の職場だったんです。それで玉林選手に『観に来ない』って誘われたのが最初でした。その当時は年に二回くらい観に行っただけでしたけど、J2に上がったときに大学の同級生に誘われてホームの試合はかなり行くようになりました。

最初はバックスタンドの真ん中よりで観ていたんですけど、だんだん声を出したいなと思ってGATE10の近くに移っていったら、一緒に観に行っていた友達がグイグイと声を掛けていって仲間内のグループができていって、スタジアムでみんなと会って声を出して応援して試合が終わったらお酒を飲む。そういうのが楽しくなっていった感じでしたね。

 

― 立ち上げから15年が経つ『CURVA ROSA

僕は3年前からお立ち台に立っていますけど、その前からいろいろ規制も厳しくなってきてGATE10の周辺に集まる方々も変わってきたので、新しくGATE10に来る方たちにも合わせてやっていこうと思ってやってきた結果、雰囲気が緩くなってきているなとは感じます。僕はGATE10の近くに集まってきてくれている方々と一緒に盛り上がることが大事だと思ってやってきましたし、行く行くは若い子たちにも先頭に立ってやってほしいと思いながらやってきました。

 

― 2018年のGATE10の雰囲気

完全に分裂していているような形だったんで、よくなかったと思います。元々は仲いいんですけど、応援している途中に文句が聞こえてくるような雰囲気でしたから、そういう雰囲気が伝わって周りの方にはGATE10の空気が悪いって思われたと思いますけど、僕は悪いとは思っていません。応援の形が多少変わっても応援の幅は広がると思うんで、僕はいいことだと思っています。いろんな方に迷惑もかけているかもしれませんけど、いろいろと考えてやっている若い子たちを潰しちゃいけない。今はまとまってやっていこうという話もしているので、これからは各団体で連結してやっていくスタンスになると思います。去年はアウェイで若い子たちがリードしていましたけど、今年はホームでも若い子たちがリードすることがありますし、これまでの雰囲気がよかったという方たちにも、これからはちょっと違うスタンスになることを伝えていこうと思っています。 

 

― 2019年のGATE10

多少雰囲気はよくなると思いますけど、そんなには変わっていかないとも思います。GATE10の空気は僕らが作っていくものですけど、GATE10の中心部にいる人たち、さらにその周りの人たちも一緒に作っていくもので、みんなの意識が変わらないと空気は変わらないと思っています。もし、若い子たちがリードしているんだったら声は出さないってなれば、どんどん空気は悪くなっていく。みんなが関わっていることを少しでも意識してもらえたらうれしいです。

GATE10に集まる人たちのファジアーノを応援したいっていう想いは一緒だと思いますし、その表現の仕方が違うってことは決して悪いことじゃない。僕は何個もサポーター団体があってもいいと思っていますけど、試合の日はそういうことをなしにしてやっていきたいというのが正直なところです。みんなと一緒になって何ができるか、どうやったら盛り上がるかを考えると、グループの仕切りが邪魔だなと思うことがあります。だから、みんなでやっていこうと話している今年はいいキッカケになると思うんです。いろんな意見が出てくるでしょうし、いろんな人間性も見えてくる中で、中心になる人が柔軟にいろんな人たちと話して周りに伝えていけるようになっていけば、いい空気になっていくんじゃないかなと思います。

 

― 理想的なGATE10

みんなが声を出して、みんなが手を叩いて、僕が振り返ったときにすごい圧力を感じるようなスタジアムになってくれたらなと思うし、そういうふうにしたいんですけど、なかなか難しいですね。一瞬、一瞬で声量がすごいなって感じることはあるんですけど、やっぱりプレーオフの松本戦のときは身震いしました。『こんだけみんなが盛り上がるんだ!』って。毎試合、勝とうが負けようがあそこまの雰囲気を作れたら、みんなも楽しくてまた来ようって思うと思うし、楽しそうだから行ってみようと思う環境ができる。2019年は一丸となってそういう空気を作っていくのが理想です。

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