湯麺戸塚にいく(海江田哲朗)【J論】

「ファジラボ」寺田弘幸

【無料】『すごく楽しみですし、やっぱ負けたくないです(増田繁人)』/【J2第8節・新潟戦プレビュー】

増田繁人にとって大宮戦は存在価値を存分に示せるシュチュエーションだった。だからこそ、「かなり悔しい」試合となった。

ただ、試合が終わって2日が経ち増田は冷静にあのときの状況を整理していた。

「僕が入って5バックのような形になって、今までは4枚で前からプレスにも行っていたけど、ちょっと後ろに重たくなってボールにプレッシャーがかからなくなった。全体的に守る意識が強くなりすぎて、ラインが下がってしまうし、ボールにも行けないっていう状況になって、相手のいい状況からの展開が増え始めてしまったなと思います」。

199cmの巨人FW・シモビッチを封じる。増田は自分の役割を全うしているが、それだけでは納得できない。

「結果的に失点してしまったことに責任を感じています。ああいう状況になって、やりながら全体が下がり過ぎているかなっていう感覚があったので、中で改善できていればなと思います。監督の意図は中を固めてしっかりと弾くことだったと思うし、汲み取り方は間違っていなかったと思うんですけど、中で感じたことで改善できていれば」。シモビッチとのバトルに負けなかったことよりも、他にできたことに増田は目を向けていた。

増田の話を聞いていて、あらためて思った。そうやって各々が自分にできたことに目を向けていくことが、試合終盤の失点が続いた課題を解決していくなのだろう。

大宮戦の2失点について、有馬賢二監督はこうを語っている。

「選手には、はっきりしていると話しました。難しいことじゃない。例えばクロスを上げる選手に対しての間合い。詰められる時間があったわけだから詰めていれば上げさせなかったわけだし、中のマークも足りていなかったわけじゃない。相手は2枚でウチも2枚いた。枚数が足りていないと大きな修正をしないといけないけど、足りていたので一人ひとりがもっといい準備をしないといけないし、その状況を把握しないといけないし、周りも伝えていかないといけない。

崩されてどうこうじゃなく、やるべきことをやっていないから、そこから水が漏れる。2失点目もそう。選手交代もあっているべき場所にストーンがいなかった。クリアできるところでできなかった。その後にボールにプレスをかけれる人数がいるのにボールに行かなかった。そういうベーシックなところだったから、(ミーティングで失点シーンの)映像を見せていません。各自で見ていると思うし、もっと他に確認したいところがあったので」。

基本的なことを個々が疎かにしてはいけないということだ。問題点を明確に伝えた指揮官は、勝点3をつかみ損なった2試合を「内容は悪くない」と言い、「落ち込んでいる暇はないし、落ち込む必要もない」と前を向いてチームを先導している。

 

7日の新潟戦。3連戦の最後となるが有馬監督は「スタッフのおかげでコンディショニングはいい」と話している。先発メンバーの大幅な変更はないだろう。増田がピッチに立つとすれば、おそらく大宮戦と酷似したシュチュエーションになる。

「知っている選手も多くいますし、監督もスタッフもみんな知っている。今年(プレシーズンに)練習試合をやったときも懐かしさを感じましたからね。すごく楽しみですし、やっぱ負けたくないですね」。

古巣戦に向けて意気込みを語ってくれた増田は。「去年に比べてコンディションは格段によくなってきている」という。出番が訪れれば、必ずや自分の価値を証明してくれるはずだ。まずは増田が登場する展開に持ち込みたい。

 

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