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「ファジラボ」寺田弘幸

【無料】濱田水輝『勝負強さがシーズンを通して足りなかった』/【政田サッカー場直送レポート】

まだ試合は残っているんですけど、最も多くの試合でゲームキャプテンを務めてきた濱田水輝にシーズンを振り返ってもらいました。

いろいろポイントはあったと思いますけど、7月、8月に勝ちを引き寄せる勝負強さを発揮できていれば。そこがすごく悔やまれます。

(取材日:12月11日)


 

■ 濱田水輝

――まだ3試合が残っているけど、シーズンを振り返ってもらいたい。今シーズンは大変なシーズンだったけど、どんなシーズンだっただろうか?

「自分たちの持っているポテンシャルからしたら、ぜんぜん結果は伴わなかったと思っています。再開して最初になかなか波に乗れなくて、自分たちのやりたいコンパクトな守備からショートカウンターができるようになってきたんですけど、良い試合をした後に悪い試合をしてしまうことが多くて勝点を稼いでいくことができず、上位と離されてしまった。7月、8月で勝点を稼げなかったことが痛かったですし、終盤になって粘り強さが出てきて自信も出てきたんですけど、まだまだ足りないところが多かったと思います。決め切ることや守備の際で守ることができなかった。勝負強さがシーズンを通して足りなかったなと思いますし、良い時期もあったんですけど、なかなか継続して続けることが難しいシーズンでした」

――この日程の中でチームのパフォーマンスを継続して向上させていくことは簡単なことではなかった

「そうですね。準備期間がほとんどない中でチームとして積み上げることは難しかったです。でも、日程はどこのチームも同じなので言い訳にはならない。今シーズンは勝ちながら自信を深めていくことが大切なシーズンだったと思いますし、“たられば”になっちゃいますけど、僕たちも最初の方に勝点を積み上げられていれば、良いサイクルに持っていければ、違った結果もあったかもしれないとは思います。でも、結局はそれができなかったわけで、自分たちの力がなかったということだと思います」

――アグレッシブにボールを奪いに行くサッカーを継続することが難しかったことも、ファジアーノにとって難しいシーズンになった要因の一つだと思う

「それはあります。夏場にも連戦がありましたし、みんなにやろうっていう意志はあったんですけど、前半からボールを奪に行って後半に落ちてしまい逆転負けした試合も多かった。自分たちのやりたいこととできることをもっと擦り合わせないといけなかったと思いますし、そこら辺は自分を含めて経験のある選手がコントロールしていく必要があったと思います」

――チームの競争がもっと活性化してほしかったところもある

「途中で若い選手が出てくるときもありましたけど、継続性はなかなかなかったですね。若い選手がずっと出続けることは難しいんですけど、今年はケガ人も多かった中でチームとしての競争力はなかなか高まらなかったなと思います」

――濱田君が若い頃もなかなか試合に出られていなかった。若い選手たちの気持ちもよくわかると思うけど、彼らにアドバイスするとしたらどんなこと?

「本気で自信を持ってやり続けることですかね。試合に絡めないと自信を持つことは難しいですけど、『次の試合は絶対に俺がチャンスをつかむんだ!』 って本気で信じれるかどうかはすごく大切だと思います。自分はぜんぜん信じることができなかった。実力差もかなりあったので試合に出れないことに納得していた自分がいて、その差を埋めるために本気でやっていたかと言えば、ぜんぜんだった。当時はやっていたつもりですけど、今思えばぜんぜん足りないと思う。自分で気付いて初めてわかることかもしれないですけど、毎日、自分を信じて本気で積み上げていってほしいですね」

――濱田君は若い頃に何か気付くキッカケがあった?

「いや、僕はずっとぬるま湯に浸かってました(苦笑) 本当に変わらなきゃって思ったのは福岡の最後の年で、先日に引退を発表された岩下(敬輔)選手に、お酒も入った場でしたけど、説教をしてもらったんですよ。そのときですね、本気でやらないとヤバいなって気付いたのは。その年に契約満了になって岡山に来たんで、本当にサッカー選手として本当に本気で日々を過ごせるようになったのは岡山に来てから。28歳の年になるシーズンですね。だから、今思えば本当に何をやってんだ! って言いたくなるし、みんなにはそうなってほしくないですね。

大切なのは自信なんだと思います。みんなそうなんですけど、若い選手は特に自信を持てるかどうかは大きい。カルなんて試合に出て自信を持つようになってからは、ぜんぜん目の色が違うじゃないですか。カルは今試合から離れていますけど、しっかりと自分がやるべきことを整理してやれているなと思いますし、海大も一年目からずっと一緒にやってきてますけど、みんなが海大はすごく良いものを持っていることをわかっていた中で、ようやく海大が辛抱強く取り組んできたことが実ろうとしている。そういう姿を見ることができるとうれしいなって思うような年になりましたけど、自分もまだまだ負けないようにしていきたいですね」

――年上の選手の退団も発表されている。濱田君はより上の選手の立場になるね

「そうですね。ベテランとして僕らが若い選手たちの大きな壁になることもチームとしては大事なことだと思うので、そういう存在になっていきたいです。ピッチ外でも求められることは増えると思うので、そういうところでも存在感を出していきたいと思います」

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