【無料】廣木雄磨『もう休んでいる暇はない』【政田サッカー場直送レポート】
今シーズンは初日からチームと一緒に練習することができています。まだ恥骨の痛みが完全になくなったわけではないようですが、このままうまく調整を続けていってもらいたいです。
左右のSBを堅実にプレーできる廣木雄が戻ってきてくれれば、本当に頼もしい。このまま痛みがなくなってくれることを祈っています。
*取材はZOOMにて行いました*
(取材日:1月18日)
廣木雄磨
――今年は初日からチームと一緒に練習できている。どんな気持ちでスタートしている?
去年はずっとケガで試合も出れなかったし練習もなかなかできなかったんで、サッカーできる喜びを感じています。今はチームと一緒にやれていることが本当にうれしいですし、開幕戦に向けてしっかりとコンディションを上げていきたいなと思っています。
――去年はケガが重なっていたけど、どういう状況だったんだろう?
まず足首の遊離体の手術をしましたけど、それも原因がわかるまで少し時間がかかってしまいましたし、一昨年の終わりくらいから痛くなっていた恥骨がまた痛くなったんです。去年は足首と恥骨の治療に費やした1年でしたし、恥骨はまだ完全に治ったわけではないので練習をやりながら様子を見ています。
――なかなかプレーできないもどかしさがあったと思う
そうですね。チームが連戦をこなす中で、練習にも入れずずっと外から見ていることしかできなかったんで、悔しさともどかしさがあって、早く練習をしたい、試合に出たいって気持ちがすごくありましたけど、溜まっていた分、今はサッカーできる喜びをすごく感じられているんで、そういう気持ちを今年に生かしていきたいです。
――恥骨にはチームメイトも苦しめられているけど、厄介な箇所なんだね
なかなか治らないというか、本当に少しずつしか治っていかないというか。もどかしいです。肉離れとかだったら少し休めば治るんですけど、そういうケガじゃない。こんなに治療にも時間がかかる難しいケガなんだなってことを実感していますし、まだ完全に痛みが消えたわけではないですけど、プレーできるところまでは回復しているんで、リバウンドが出なければこのまま続けていきたい。様子を見ながらやっていこうと思っていますけど、もう1年間休んじゃっているんで、もう休んでいる暇はないと思っています。
――廣木くんにとって、今年はどんなシーズンにしたい?
まずはケガをせず1年間をしっかりと戦いたいです。去年1年間を休んでしまったので、このままだと自分のサッカー人生も終わってしまう。今年はそういう危機感を持ってしっかりと自分を表現していきたいです。
――若い選手も多く加わってチームの雰囲気も変わったなと感じている?
そうですね。上のチームを引っ張ってくれた選手たちがいなくなったので、自分がチームを引っ張っていけるように頑張りたいです。いつの間にか年上の方になっていて、自分的にはけっこう若い方だと思っていたんですけど、そんなことはないんだなって感じますね。今年は本当に自分の存在を示さないといけない年なので若い選手たちに負けていられないですし、しっかりと結果を出していかないといけないと思います。