【無料】下口稚葉『最終節のベテラン選手たちの涙を絶対に次につなげていかないといけない』【政田サッカー場直送レポート】
ファジアーノは沖縄でキャンプを行っていますが、諸々の事情を考慮して取材に行くことは断念しました。チームが沖縄に行っている間は政田で取材しておいた選手たちのコメントをお届けします。
下口稚葉は新たに背番号を24番に変えて5年目のシーズンを走り出しています。
約6分間の短い取材でしたし、画面越しでしたけど、それでも2021年シーズンにかける想いの強さが伝わってきました。
*取材はZOOMにて行われました*
(取材日:1月20日)
下口稚葉
――24番は自分で希望したの?
はい。希望しました。
――どんな想いで?
昨年のシーズン終盤に真吾さんと話していたとき、ボソッと笑いながら「お前が24番を付けろよ」って言ってもらったんで、僕がそれを真に受けて希望を出したんです。僕が入ってきたときから真吾さんはファジアーノにいて、本当にお世話になってきた。いろんな姿を見させてもらってきたので、そういう想いを背負っていくためにも24番を付けたいなと思ったんです。
――実際に24番を付けることになってうれしかった?
うれしかったです。琉球との試合が今からすごく楽しみですし、本当にしっかりとやらないといけないって思いました。結果にこだわってやらないといけないシーズンになるっていう決意をもって今シーズンに入っています。
――今シーズンは決意をもって入っているんだね
もう5年目で、このチームの在籍年数は長い方になったので、本当に結果にこだわってプレーしていかないといけない。昨シーズンの最終節のベテラン選手たちの涙を絶対に次につなげていかないといけないと思っています。あのゲームで僕は「本当にやらないといけない」って決意することができたんです。
――先輩たちの涙を見て、胸に迫るものがあったんだ
はい。僕はスタートから出させてもらった中で、右は健太くんでセンターバックには圭太くんがいて、康太くんも真吾さんも出ていた中で、あの試合は本当にみんなで一つになって戦えた。自分自身も心の底から奮い立つような試合でしたし、終わったあとにみんなの涙を見てみんなのすごく強い想いも感じました。なかなか言葉に表すのは難しいんですけど、僕は一緒忘れることのない光景になりました。
――昨シーズンに得たこと、学んだことは他にも本当に多かったと思う
たくさんミスや失敗をした中で、リバウンドメンタリティを出して戦えたゲームもありましたけど、良いパフォーマンスを継続できなかったことに課題を感じました。継続できればもっと試合を重ねられたと思いますし、その他にもゲームに出させてもらって浮き彫りになった課題はたくさんありました。その課題をしっかりと整理して今シーズンにつなげていきたいです。
――サイドバックで挑戦することが多くなると思うけど、どんなサイドバックになっていきたい?
まずは守備でサイドを割らせないこと。そこを徹底しながら、攻撃の起点になったりクロスで貢献していきたいです。昨年はチームとしてもクロスから得点が少なかったので、クロスの本数も質も求めてやっていきたいと思います。
――クロスは得意にしているプレーの一つだと思う
そうですね。少しずつ積み重ねてきたことが形になってきているのかなとは思っています。アーリークロスも良いタイミングで上げれる回数は増えてきたんですけど、どれだけ実際に得点につなげていけるかだと思っています。
――最後に、育児は頑張っている?
めちゃくちゃ頑張っていますよ。昨年は過密日程で遠征も多く、家を離れることが多かったんで、オフはしっかりと家庭で活躍しました(笑)