【無料】有馬賢二監督『守備のところはしっかりとしゃべりながら責任感を持って一人ひとりがやってくれているおかげ』(井上黎生人 金山隼樹)【2021 J2第5節 山形戦コメント】
有馬賢二監督
ここ何試合かは自分たちの良さを出すトライをしてくれていたんですけど、自信を持って守備のスイッチを入れることや(ボールを)持ったときの勇気とか、そういう部分を今日は試合が経過していく中で自分たちを信じてやり続けてくれた。そのおかげだと思っています。
質的にはまだまだ。守備のところでももっと合わせていかないといけないし、攻撃のところの距離感だったりも。ただ、特に攻守においての距離感を今週はやってきて、少し意識するだけでもこういうことができるんだなと感じられたゲームだと思っています。
ここまでずっとシュートの本数は多く打ってきても取り切れなかった中で、振るチャンスもあった中で振っていなかった部分もあったけど、それだけのポテンシャルはあるんで勇気を持って振ったことがゴールにつながったし、今まで継続した守備をしっかりと出してくれたと思っています。
最後は苦しい中でしたけど、山形の地にサポーターの方が来てくださって、DAZNでも大きな声援をいただいた中で、こうやって喜び合えた。次はホームで喜び合えるようにやっていきたいと思います。
――前からの守備は質がまだまだという話がありましたが、ゴール前での対応が非常に今シーズンは良くできていると思います
そうですね。奪うことも全部が全部悪いわけじゃないです。ただ、もっと確実なものにしていくためには、もっとスイッチを入れて後ろも勇気を持って連動して全体が出ていくことができれば。底辺のところはできていると思うんですけど、本当の武器にするためにはまだまだということ。最後のカギをかけるというところでは、自分たちが何をしないといけないかっていうことをしっかりとやってくれている。ただ守るだけじゃなく、しっかりとボールに行きながら、その後の反応もやれている。それは自信を持っていいことだし、プラス攻撃の面でも自分たちでもっとボールを運んでいくことができればさらに良くなっていく。守備のところはしっかりとしゃべりながら責任感を持って一人ひとりがやってくれているおかげだと思っています。
――今日も金山選手にビッグセーブがありました。彼の評価は?
もちろん、抑えたところに関しては彼の良さだと思う。ただ、そこに行くまでに周りがしっかりとコースを限定してくれているからだし、隼樹はクロスのところなんかはもっとできるなと思っているんで、良かった部分は良かったし助かっているけど、もっとやれると思っているんで、良かったところを伸ばしながら、足りなかったところを上げていってほしいと思っています。ゼロで抑えたのは彼を含め守備陣全員がしっかりとやってくれたおかげだと思っています。
――上門選手にようやくゴールが生まれました
ベンチでも「振っていいよな」っていう話をしていたんです。それまでに何回かチャンスがあってもみんな振らなかったんで。それを伝えたと言うか、普段からあんだけ練習しているんで、「自信を持って振ってごらん」って言った中で、しっかりと振ってくれて枠に飛ばしてくれたおかげだと思っているし、彼の良さが出たと思うんでこれからさらに勢いが増すんじゃないかと思います。