【無料】下口稚葉『今がチームとしてのターニングポイントだと思うし、個人としても本当に大事な時期』【政田サッカー場直送レポート】
しっかりと準備を続けていたことは、急きょの出場となった愛媛戦の立ち上がりにアグレッシブに前線へ関わっていったプレーに表れていたように思います。
今節はもっともっとアグレッシブなプレーを見せてもらいたい。
(取材日:4月15日)
下口稚葉
――今季初出場となった前節を振り返って
難しいゲームにしてしまった印象です。前半に2失点してしまってゲームを苦しくしてしまったけど、最後に追いついたことも含めれば、ウチらしく粘り強く戦えたのかなと思います。
――急きょ出場だったけど、試合にはうまく入れていた
急きょでしたけど、日頃から準備してきたものを出すだけでしたし、失うものもないので強気に前に前にっていうプレーをしようと思っていて、最初に一つ二つチャンスを作れたのでうまく入れたかなと思いますね。
――チームとしても後半は良い戦いができたと思う
相手が下がったというのもありましたけど、距離感を良くして自分たちのやりたいことをやっていけばああいう良い時間が作れる。観ている人も前半と後半はぜんぜん違ったように感じたと思うし、最初からできるようにしていきたいです。
――疋田君が決めてくれて最後に喜び合うことができたことを次の試合につなげていきたいね
本当に次につなげていきたい勝点1だったと思うし、しっかりと準備している選手にはああやって良いことが訪れるって信じているんでうれしかったですね。一緒にメンバー外の練習もやってきましたけど、そういうところから出てくる選手がもっと必要になってくる。ケガ人も多くてすごく難しいチーム状況になっている中で、今がチームとしてのターニングポイントだと思うし、個人としても本当に大事な時期かなと思ってます。
――水戸は攻撃力のあるチームで、3トップ気味に前線を構築してくる
まずは守備から入って自分のサイドから崩されないことを意識したうえで、強気にポジションを取って相手も下がらざるを得ない状況にしていければ。相手の良さを消して自分たちの良さを出していければなと思います。
――対面する松崎はドリブルが得意そうだ。1対1になるシーンも何度かはあると思う
水戸の試合も見ましたけど、1試合に何回かはそういうシーンも訪れるだろうと思っていますし、逆にそこで上回れれば相手のストロングを消せる。自信をもって勝負したいなと思います。
――木村君と縦関係でプレーするときに意識することは?
攻撃的な選手で突破もできる選手なので、どっちが幅を取ってどっちが内側に入るかは気を付けてやりました。足元にボールを預ければ相手を1人はがしてくれるんで、はがしてくれたときに自分がどう関わるかを考えていきたいですし、ボールをたくさん触った方が良いと思うんで、できるだけボールを触れるようにってことも心掛けましたね。
――あんまりサポートに行きすぎるのも良くない
そうですね。自分が不必要に寄りすぎると相手も連れていくことになってしまうから、寄るところと離れるところのバランスだったり、後ろを追い越すのか中から追い越すのかを考えながらやっていこうと思います。
――ここまでメンバーの大半は固定されてきている中、新しい力を加えていきたい
普段はトックンがずっと左をやっていますけど、僕には僕にしかできない良さがある。前に走って抜け出していくとか、前に関わっていけるところが自分の良さだと思うし、前に出ていった後に戻るスピードもすごく大事だと思っているんで、そういうところをすごく意識してやりたい。自分の色を出したうえでチームのプラスになれればなと思います。
〈 了 〉