【サッカー人気1位】川端暁彦と五輪GL総括「予定外の事も良…

「ファジラボ」寺田弘幸

【無料】『まず相手の良さを消していきたい。それが自分たちの良さを出すことにもつながる(有馬監督)』【2021 J2第17節 東京V戦プレビュー】

2021 J2 第17節 東京V戦プレビュー

新潟、琉球、京都、甲府・・・
今後の対戦相手のことを考えると、いろんな想いが胸の中を巡っていく。その中にネガティブな思考がないと言ったら嘘になるけど、楽しみな気持ちの方が圧倒的に大きい。

皆さんもきっと前向きな気持ちになれているのでは?

それもこれも松本戦の勝利のおかげだ。アルウィンでの一戦は本当に多くの明るい材料があった。先発に戻ってきた喜山康平が勇躍し、宮崎幾笑や宮崎智彦もチームに力を加えてくれた。パウリーニョの復帰も頼もしい限りで、ついに上門知樹が沈黙を破ってくれた。

これらの明るい材料を手にして臨める今節は、ファジアーノが勢いに乗っていく大きな大きなチャンス。ホームで勝ってさらに弾みをつけていくことができれば、上位チームとの対戦にも自信をもってぶつかっていくことができ、チームが大きく成長していく絶好の機会になっていく。

今節は勝とう! この試合に勝てるかどうかは、シーズンの重要な分岐点になると思う。

(寺田弘幸)


有馬賢二監督

――ケガ人が戻ってきたことは本当に大きいですね

ぜんぜん違いますね。松本戦もギアアップする余裕を持って戦えていた。ゲームプランも何通りか立てられたし、代える選択肢を持って戦えるかどうかは、やっぱりぜんぜん違いますから。喜山が上がってきて、パウロが戻ってきて、SBもボランチもできるミヤ(宮崎智彦)もチームに加わってくれて、ヨンジェや濱田もこれから土俵に乗ってくると思う。ようやく選択肢が整ってきたことは本当に大きいけど、これまで辛抱強く若手を使ってきて、結果は付いてこなかったけど、海大や疋田や太哉の芽が出てきていることも大きなことだと思っています。

――これからチームの競争が激しくなっていくことをすごく期待したいです

本当にそうですね。疋田にも太哉にも長崎戦の後にはコーチから伝えてほしいことを個別に伝えてもらって、疋田には遠征に行く当日に「悪くはない。良くなってきているし、成長のスピードも速いけど、さらに上げていかないといけない」っていう話をしたんです。「縦パスを入れた後のことまで考えているか。守備のときにどこまで考えているか。そういうところを高めていって、もっと成長のスピードを上げてくれ」っていう話をして松本戦ではスタメンから外しましたけど、変に下を向くようなことなく続けていってほしいなと思います。

それはもちろん疋田だけじゃない。ずっと言っていますけど、チーム内に競争がないとダメなんですよ。試合に出ている選手も常に自分のポジションがなくなるかもしれないっていう危機感を持っていないと絶対にダメだと思うんで、これからケガ人が戻ってきて多くのポジションでそういう状態になっていってくれればなと思います。

――東京V戦に向けて

前線に2人ハッキリとした特徴を持っている選手がいて、その2人が彼らのストロングになっているし、やりたいようにやらせたら彼らの上手さが出てくると思うけど、松本戦も長崎戦も自分たちで規制をかけに行けていたし、松本戦は3点とも奪ってからのゴールだった。ゴールになる形っていうのは、なんだかんだ言って相手が崩れているときなんですよ。向こうがチャンスだと思って出てくるときに、逆にこっちが準備して予測し反応して奪い返したときが一番チャンスになるんです。そこが自分たちの強みでもあるんで、まずそこをみんなでやっていく中で、自分たちでボールを保持しながら時間を進めていくことも必要になってくる。

ヴェルディ戦はまず相手の良さを消していきたい。それが自分たちの良さを出すことにもつながるわけだから、それをみんなでやっていけば隙を突けるチャンスは大いにあると思っています。

――川本君も松本戦は立ち上がりから攻撃にも守備にもよく走っていました

『前に行くぞ』『アグレッシブに行くぞ』って伝えて送り出したんです。『90分はもたなくてもいいから』って。それが言えたのも、ベンチにケガ人が戻ってきたからだったけど、梨誉も良くやってくれた。ただ、今週は「まだまだ足りない」って梨誉には伝えています。松本戦で永地から真ん中にパンってパスが入ったときに倒れてしまっているし、前から追った後にオンサイドまで戻ってこないといけない。戻ってきていたらカウンターに行けるチャンスがあったんですよ。来たばかりの頃の梨誉と比べたら数段良くなっているけど、『自分が行きたいところに行くためには、まだまだやらないといけないことがたくさんある』って伝えています。

〈 了 〉

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