【サッカー人気5位】【J2箱推し宣言!終盤戦スペシャル】昇…

「ファジラボ」寺田弘幸

【無料】有馬賢二監督インタビュー(前編)『今こういう順位にいる理由は得点』

18日の群馬戦が行われる前に、有馬賢二監督にシーズンの前半戦を振り返っていただきました。

前編はチームの中心選手たちにもフォーカスした内容になっています。

(取材日:7月16日)

(前編の内容)
・ここまでを振り返って
・上門知樹について
・白井永地について
・梅田透吾について

有馬賢二監督

――ここまでのシーズンを振り返って、いかがでしょうか?

勝点はぜんぜん足りないです。それはもう謙虚に受け入れないといけないし、今こういう順位にいる理由は得点だと思っています。ただ、リーグの1/3が終わったときと半分が終わったときにデータを見ながらコーチ陣とも話してきましたけど、ボックス内に入る回数は増えているし、アタッキングサードに入る回数も増えていて、シュートの数も増えているんですけど、もっとボックス内からのシュートを増やさないといけないし、ボックス内からのシュートが枠を捉えられるようにならないといけない。

ボックス内からのシュートが枠を捉える率が低いんです。シュートを打っている本数は昨年よりも増えているし、ボックス内への侵入も増えているんですけど、枠を捉えていく精度を上げないといけない。そこが最後に取れるか取れないかになってくると思っています。

守備はだいぶ安定してきている。誰が出てもある程度は安定して戦えるようになってきているんで、そこをしっかりと継続しながら、チームとしてシュートを打つ回数を増やしていくためにピッチに立つ選手の特徴に合わせて幅を広げていきたい。金沢戦は和樹が1トップに入ったので、クロスを上げられる選手をサイドに配置するために諒祐を右に入れたんですけど、そうやって選手の特徴を考えながらやっていきたいと思っています。

ここまで選手たち1人ひとりが成長してくれていて、知樹はだいぶ成長スピードを上げてくれている。切り替えが本当に速くなったと思うんですけど、何回も映像を見せながら2人で話してきて、知樹本人も本当に必要だと思ったことですごく意識してやるようになってくれた。アイツが誰よりも速く切り替えて奪いに行ってくれるようになっているし、チーム全体でもそういうことができる選手が増えてきているから、あとはそれをゴールに結び付けていくことをやっていきたいと思います。

後半戦に向けた大きなテーマを3つ立てていて、1つは勝利。勝点3を積み上げてJ1昇格に向けてやっていくことと、個人として成長していくことが1つと、チームとして成長していくことが1つ。成長していくってことはこの3年間ずっと言い続けていることですけど、個人が成長してチームも成長していくことで勝つ確率が上がっていくと思っているんで、1人ひとりの成長スピードとチームの成長スピードを上げていくことを並行してやっていきたいと思います。

――上門君を前半戦はいろんなポジションで起用してきました。彼にはどこでどういう輝き方をしてほしいと思っていますか?

怖い選手であってほしいですね。FWをやろうがトップ下をやろうがサイドハーフをやろうが、彼は前を向いてなんぼで、ボールが入ってからの仕事はここに来る前からできていたけど、その良さをさらに出していくためには、ボールをどう引き出すか、どうやってフリーの状況を作り出すか、っていうところをやっていかないといけない。ボールがないときに自分で考えて動くことで良い状況を作り出すことが大事なんです。

ボールを足元に供給してくれればできるっていう選手じゃなく、どんなスタイルのサッカーでも、どんなポジションでも、自分でチャンスをクリエイトしていける選手になっていってほしい。高いレベルでやろうと思えば、どんなフォーメーションでも、どんな仲間とプレーしても、できるようにならないといけないし、そのためにはいろんなことができなきゃいけなくて、自分でチャンスを作り出していかないといけないんです。

当然チームとしてJ1を目指していく中で、僕は個人個人も自分が行きたいステージでプレーするために成長していってもらいたいと思っている。知樹はまだまだ伸びシロがあるから、まだまだ求めていきたいと思っています。

本当に彼の最後のところで振れるっていう武器はJ2でトップクラスだと思うし、J1の選手と見比べても振る部分に関しては十分に通用するものを持っていると思うんで、その武器をさらに生かすために他のこともできるようになっていってもらいたい。それは他の選手も一緒ですね。それぞれ武器がある中で、その武器を生かしながら足りない部分を上げていってもらいたいなと思います。

――白井君はすごく考えながらプレーしていることを感じます。彼が伸びていくべきところはどこでしょうか?

守備のところでボールを奪いに行けるところと運動量があるところが彼の良さなんだけど、全体のバランスを考えながらボールを奪いに行くことができるようになれば、もしくは人を動かしながら守ることができるようになれば、さらに良くなると思う。攻撃のところはもっと前を向く回数を増やしていくこと。昨年はビルドアップのときに前を向かないままリターンパスを選択することが多かった。前を向ければスルーパスを狙ったりくさびを当てて出て行ったりができるのに、前を向けないことが多かったけど、今年は前を向くチャンスを逃さないってことをだいぶ意識してトライしてくれている。

そういう足りなかった部分ができるようになってくると、さらに永地の運動量が生きてくると思うし、攻撃でも良さが出てくると思います。攻撃の部分は知樹たちとずっとシュートとラストパスの練習をしているけど、そこのクオリティも上がっていけばもう1つ幅が広がっていく。今年はボランチをずっとやっていますけど、彼のモビリティを考えたらサイドハーフも十分にできるんで、僕もいろんなことを考えながら彼の引き出しを増やしていければなと思っています。

――ビルドアップにも力を入れてきた中で梅田君が台頭してきたことは大きいなと思いますし、後半戦の楽しみの1つでもあります

そうですね。もっと安定してボールを運んでハーフウェイラインを越えていけるようになっていきたい。安定してボールを運べるということは、選手たちが良い距離感で相手コートに入っていけるということ。もちろん長いボールで相手を裏返すことも大事だけど、厚みのある攻撃をしていきたいし、良い距離感でボールを運べると取られたときに良い距離感で守備ができるんで、そういう意味でもビルドアップは大事だと思っています。

ウメは近くの選手と関わりながらビルドアップしていく能力が長けている選手の1人だし、隼樹は天皇杯(前半で中断した名古屋戦)で近くの選手につなぐパスだけじゃなく、1つ飛ばしてつなぐトライをしてくれていた。それぞれの個性を生かしてボールを運んでいけるようになれればなと思います。

〈 続 〉

(後編の内容)
・中断期間に取り組みたいこと
・ブレネーとヨンジェがチームの力になれば
・若い選手のさらなる台頭にも期待したい
・3バックという選択肢は
・後半戦にケガ人を出さないために
・東京五輪で楽しみにしていること

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