石井紘人のFootball Referee Journal

2012J1第31節 柏×G大阪 松尾一審判団評:4

■主審:松尾一

 採点:4

 

G大阪、“誤審”に救われた? 「年々レベル低くなる」の声も 

 

このシーンの起点となったのは、日本代表DFでもある今野泰幸(29)。ピッチ中央付近でこぼれ球を拾い前線に送り出したが、実は左腕で前へ押し出していたのはバレバレ。スタンドからも「ハンドだ!」と声が上がったが、レフェリーの笛がなることはなかった。今野自身は「ハンドかもしれないけれども、審判が笛を吹かなかったからそうではないですよ。残留するために貢献したい。何とでも言ってください」と言い残してスタジアムをあとにした。

(中略)

審判のレベルアップという問題はあるとしても、この夜のG大阪は間違いなく誤審に救われた。アウェーでのドローはまさに貴重な勝ち点1。とはいえ残留争いから抜け出せたわけではなく、単に降格決定が先送りになっただけでしかない。
 残り3試合で残留できたとすれば、最大の功労者はこの日の審判団ということになるかもしれない。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 

 

 

誤審と言い切っているこの判定を、スロー映像で検証したのだろうか? そして、レフェリングはおざなりにされていく。

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