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石井紘人のFootball Referee Jurnal

UEFAチャンピオンズリーグ2012ラウンド16 セルティック×ユベントス ウンディアノ・マジェンコ審判団評:2

■主審:アルベルト・ウンディアノ・マジェンコ(スペイン)

 採点:2

 

UEFAからの期待も高い良い審判です。一方で、カードを出しやすいというデータもあります」と実況がマジェンコ主審を紹介。

 

 

迎えた1分。早速、議論できる判定が起こる。セルティックCK時のポジション取りで、リヒトシュタイナーがフーバーをホールドする格好になるが、フーバーも体を預けていたという判断でマジェンコ主審はファウルをとらず。

これに、怒り心頭だったのがセルティックのニール・レノン監督。

 

 

「我々はDVDを用意し、UEFAに送る。その回答を待とう。我々の選手たちはああいうことをしていない。ギャリー・フーパーが後ろから引っ張られている映像がある。冷静を失わなかった彼はよくやったよ。ユベントスが『やるべきことをやった』などというのは、あり得ないことだ。下らない。ユベントスはセリエAでやっているように守備をした。
我々には強い審判が必要だった。試合後にも言ったが、10年か11年前、我々はユヴェントス戦のまったく同じ状況下でPKを得ている。クリス・サットンをつかんで相手選手が警告を受けたが、コーナーキックでまた彼はそれをして、それでPKになったんだ。そのときから、ルールは変わったのかい?」

 

 

判定は議論できるものだが、マジェンコ主審にまず言えるのは、蹴る前から二人はポジション取りを行なっており、それを見てイエローランプを点滅させなければいけない。まず、介入し、一旦試合を止め、注意を与えるマネジメントをすべき。

そこが欠けていたため、このように難しいシーンとなってしまった。

 

 

それでも以降はしっかりとファウルを見極める。5分の遅れたチャージもしっかりとる。また、立ち上がりの反省からか、10分にはセットプレー前にフーバーとリヒトシュタイナーに注意を与える。これが立ち上がりであれば。プロセスが逆だった。とは言え、それでも、二人はやりあっていたことを考えると、そう簡単にはファウルをとらない基準なのかもしれないが。

 

17分のコンタクトは、あえて足を残してファウルを貰おうとしたということでノーファウル。Jリーグなら“ファウルだろう”と試合が一旦止まりそうだが、このレベルでは、ファウルアピールを最初はするものの、試合がスピーディーに進むため、選手もゲームに戻るし、サポーターもゲームに集中している。

 

さらに23分。

スコットのスライディングにピルロが苛立ちをみせ、軽く体をぶつけたため、マジェンコ主審は、試合を止めて両者とコミュニケーションをとる。

 

 

このような展開になった要因は、やはり最初のポジション取りだろう。

欧州の選手は主審の基準をみる。OKとしたことで、緩んだ基準と認識され、審判がコントロールするというより、ファウルを後追いするようなレフェリングとなってしまう。

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