FIFAコンフェデレーションズカップ2013 ブラジル×日本 ペドロ・プロエンサ審判団評:4
■主審:ペドロ・プロエンサ(ポルトガル)
採点:4
W杯のプレ大会であるコンフェデレーションズカップ(コンフェデ)は、審判員にとって、翌年に開催されるW杯の選定の場でもある。W杯の“予行練習”だから、そこでのパフォーマンスが直結するのは当然である。
だが、W杯との違いもある。試合数の多いW杯では開幕戦に決勝戦候補となる審判チームが割り当てられることは滅多にないが、試合数の少ないコンフェデではそれが出来る。
それはこの試合が物語っており、開幕戦であるこの試合に、なんと世界最高クラスの主審の一人であるペドロ・プロエンサが割り当てられた。
プロエンサ主審は、2分までに“一生懸命プレーするなかでのファウル”をいくつかとったように、ボールにプレーできていないものは、しっかりとファウルをとる。4分にもダビド・ルイスのホールドに注意を与える。また、その後の長谷部とのコミュニケーションも毅然としており、距離感もブラジル選手を意識しているのか丁寧過ぎない。
一方で、ボールにプレーできているコンタクトは25分のように簡単にはとってくれない。非常に良い基準で、かつ笛をコンマ遅らせアドバンテージを多用する。Jリーグでいえば吉田寿光、もしくは西村雄一に近い。
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