石井紘人のFootball Referee Journal

2013J2第29節 岐阜×水戸 上田益也審判団評

■主審:上田益也

 採点:2

 

服部年宏と本間幸司にも物怖じせず「涼しくなりましたが、連戦で厳しいですけど、フェアにお願いします」と伝える上田主審。

5秒、目の前で鈴木のホールドをとる。アドバンテージをとることもできたが、基準を示す場としてファウルという判断は良かったと思う。

このように上田主審は、立ち上がりからしっかりとファウルを見極めていく。

 

9分、遅れてヘッドバッドのような形で競りに行った新井に警告。迷い無く笛を吹き、警告も即座に示していたため、選手もエキサイトしなかった。10分の鈴木への新井のファウルは、あからさまではないのでカードはなし。23分の岐阜のPA内での守備は、互いにボールにプレーしようとしたなかでの接触ということでノーファウル。

36分のバージェが倒れたシーンは、自身でコースに入っていったということでノーファウル。

54分、【無謀な方法】でチャレンジした杉山に警告。直後のPA内で鈴木を引っかけたPKも、解説陣も納得の妥当な判定だ。

 

一方で、58分のボールアウトは逆に思える。67分の鈴木のチャレンジも、足を引っ掛けており、ファウルをとるべきだ。

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