【石井紘人レポート】トップアシスタントレフェリーを知る
■副審の走る距離
「主審と副審の大きな違いは、まず走る距離ですね。トップの主審は一試合で10~12kmは走ります。凄い距離ですよね。中盤の選手で運動量ある選手くらい走っているんですよ。
僕たち副審はというと、その半分くらいの5km~6kmくらいですね。手を抜いている訳じゃないですよ(笑)。単純に、僕らのエリアはピッチの半分じゃないですか?だから、統計的にも、ピッチ全体を走る主審の半分になる。
主審はマラソン的な能力が要求されますが、我々副審は、サイドステップからの急発進や急ブレーキが求められます。かつ、走りながらも、周囲を見ることが出来るということ。
見極めが難しいのは、ロングシュートです。
というのも、横から見られないんですよ。
オフサイドラインが高いと、その位置から、ゴールの見極めをしなければいけない。南アフリカW杯のイングランド×ドイツのシュートなんて、凄く難しい。
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