2013J2第34節 松本山雅×G大阪 佐藤隆治審判団評
■主審:佐藤隆治
採点:2
サイトのアクセスは上がり、さらには「不可解な一発退場と、悪意あるプレーの見逃し」というコメントまであった。
松本山雅×G大阪戦の「佐藤隆治主審の判断は正しかったか?」というコラムがきっかけらしい。
ツイッターの恐ろしい所は、不満を代弁したツイートがステレオタイプに拡散させられ、“見解”が“事実”になってしまう。
佐藤主審は、「ロチャの悪質なプレーを見逃して、警告となるプレーを退場にした」ことになっている。
だが、それは、どの角度から見るによってくる。
たとえば、広島×新潟戦後、新潟の柳下監督が「あんなつまらないサッカーに負けた。ホームなのに、ボールを奪いに来ないで、ずっと引いている」と広島のサッカーを批判した。
では、それが事実か?
広島視点では違うし、新潟視点でも違うかもしれない。是々非々あるのがフットボールの醍醐味だから当然である。
佐藤主審のレフェリングを考察するコラムがあるのは良いことだと思う。色々な見解があって然るべきで、それこそが日本サッカー界に欠けている。
一方で、それはあくまで他者の見解であり、フットボールは自分の頭で考えるスポーツだ。
ということで、この試合のレフェリングを議論したい。
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