石井紘人のFootball Referee Journal

2013セリエA第20節 ACミラン×ベローナ ベルゴンツイ審判団評:4

■主審:ベルゴンツイ

 採点:4

 

非常にフェアな立ち上がり。

予想通り、ミランがポゼッションをする展開となる。

 

そんななかでベルゴンツイ主審は、24分のデヨンクのファウルなど、しっかりと見極める。一方で26分のシーンはベローナのCKにすべきだった。

 

47分のロビーニョが倒れたシーンのノーファウルや52分のカカのファウルも妥当。68分のシーンも自らコースにぶつかりに行ったということだろう。

72分、競り合い時、腕を上げたシルベストルに警告。79分には、カウンターになりそうな所をファウルで止めたモンテリーボに警告。

 

迎えた81分。

フィフティなボールに一歩早く反応したカカを、ゴメスが引っ掛ける格好になってしまいファウル、PKに。可哀想なPKではあるが、足は掛かっており、ファウルなのは間違いない。

 

 

90分間を通して妥当なジャッジを優雅なレフェリングでみせたベルゴンツイ主審。ビッグマッチの割り当てを見てみたいところだ。

 

 

~採点基準~

5:彼なしに試合はありえなかった

4:普通に試合を終わらせた

3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

0:試合を壊してしまった

 

ACミラン 1-0 ベローナ

82分:バロテリ

 

本田評:立ち上がりはスリッピーなピッチにイメージ通りのコントロールが出来ないシーンもあったが、徐々にフィット。カカとのコンビネーションは垣間見えたし、右サイドからのアーリークロスを入れられる際は、バロテリがニア、本田が中央という形もあった。一方で、立ち上がりのFKをふかしたのはインパクトを与えられなかったし、バロテリとのコンビという部分ではこれからといえる。本人が「質を高めないといけない」と口にしたように、後半は消えていた(チーム自体が後半は良くなかったが)。

それでも、チームにはフィットしそうで、日本代表時同様のプレーが出来ている。

自身のゴール、バロテリへのアシストが今後のキーになりそうだ。

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