石井紘人のFootball Referee Journal

【無料/連載②種をまく指導者:坂本康博のN-S式トレーニング】特別コーチから見た近年の星稜高校の躍進の裏にあるもの

2014年、全国高校サッカー選手権でジャイアントキリングが起きた。

準決勝のカード、星稜高校×京都橘戦は、多くの関係者が京都橘の勝利を予想していた。名古屋グランパス入りが決まっていた小屋松知哉が、この大会で大暴れしていたからだ。ところが、決勝に進んだのは星稜高校だった。

星稜高校の河崎護監督は、小屋松率いる京都橘を無失点に抑えた秘訣を「特別コーチとして大阪体育大学(大体大)の北村公紀コーチに二日前に守備を教わった。その二日漬けのディフェンスが活きた。選手7割、北村コーチ3割ですね」と明かした。2012年大会ではベスト42013年では準優勝、2014年は優勝、今年も勝ち残っている星稜高校。近年の躍進の理由は何なのか?

2014年に北村コーチに話を訊いた。

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