【スアレスとリュカは退場になるべきか】UEFAチャンピオンズリーグ2015準々決勝1st leg FCバルセロナ 2-1 アトレティコ・マドリード フェリックス・ブリュヒ審判団評
バルセロナ側は審判団の判定を支持し、アトレティコ・マドリード側は審判団の判定に不満を唱えた。まるでFIFAワールドカップ2014ブラジル大会の開幕戦後のようである。では、Laws of the gameを元に試合を振り返ってみたい。
試合は、バルセロナが上手く“いなして”いることもあり、接触の少ない立ち上がり。ファウル自体も9分と14分に引っかけたファウルがあったくらいで、立ち上がりで基準が伝わるという展開ではなかった。
そんな中で19分、バウンドしたボールをクリアする相手に、アフター気味に足を出したフェルナンド・トーレスに注意を与え、メッセージを送る。だが、トーレスは29分にも、ドリブルするネイマールに対して、ボールではなく足を引っかけにいったため警告を与える。強い姿勢でカードを掲出し、基準を示す。直後には、リスタートのボールをしっかり止めるように指示するなど、テンションが上がる選手たちを抑えていく。30分には、一点リードしているアトレティコ・マドリードのゴールキックに介入し、早めにマネジメントしていく。また、33分にはメッシのカウンターとなるドリブルを、かわされた所で後ろ足を上げてファウルで止めたコケに警告が出たように、懲戒罰の基準も厳しい。
迎えた34分。バウンドしたボールをクリアしようとしたファンフランに、スアレスが足を出す。
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