石井紘人のFootball Referee Journal

【二つのPKは妥当だったか?】KIRIN CUP SOCCER2016準決勝 日本代表 7-2 ブルガリア バルトシュ・フランコフスキ審判団評

この試合の審判団を務めたのは、交換プログラムでポルトガルから来ているフランコフスキ審判団。

早速の4分、岡崎のオフサイドラインを見事に掻い潜ったゴールはオンサイドである見極めが非常に難しいが、副審がナイスジャッジで見事に見極めた。そんな良い入りとなったフランコフスキ主審の基準は、神経質に見極めるタイプでもない。もちろん、11分の森重の足を踏む格好になったチャレンジはファウルとしたし、13分にはCK前に介入するなど、丁寧さはある。14分の柏木のディフェンスも、ボールではなく足にチャレンジしたため。16分のトリップもとったように、ボールにプレーできていないものはしっかりとってくれる。逆に言えば、ボールにプレーできていれば、30分の柏木が倒れたシーンのようにフィフティとする。47分には競り合い時の金崎の腕に注意を与える。62分、競り合い時に右腕をあげた金崎に反スポで警告。74分には、金崎の足にスライディングしたイバノフに、アドバンテージ後にしっかりと警告を与えた。

迎えた86分。右サイドでボールを受けた浅野が、スピードを活かして中央に切り込む。たまらずテルジエフがユニホームを引っ張って止めようとするものの、浅野はそのままドリブルを続ける。

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