石井紘人のFootball Referee Journal

【無料/ディデュー審判批評】リオ五輪スウェーデン×日本:植田のノーゴール、武蔵のファウルは?

開幕戦の主審を務めたメキシコのセサル・ラモス審判団が割り当てられたコロンビア×ナイジェリア戦の結果次第ではあるが、グループリーグ突破がかかっている試合を割り当てられたのは、セネガルのマラン・ディデュー審判団だ。

30秒、クサビへの遅れた競り合い。4分には室谷のホールド。7分と9分にも遅れたチャレンジをしっかりとったように、12分も同様にファウルとする。基準が貫徹されている。17分にも遅れて競る格好になったイシャクに腕の注意を与える。26分、興梠に前を向かれた所をホールドで止めたミロシェビッチに警告。CKのボールの位置を指示するなど、FIFAレフェリーらしい基準で試合は進む。33分には遅れてチャレンジしたイシャクに注意。60分のアイダレビッチが倒れたシーンは、自ら体を預けており、塩谷のノーファウルは妥当だ。

議論ができるのは75分。CKのショートコーナーからのクロスを鈴木武蔵が中央に折り返し、植田直通がゴールネットを揺らすが、競り合った時に鈴木が相手選手に腕をかけていた点をフォーカスされて【相手競技者を押さえる】ファウルに。一方で、85分のセットプレー時の日本選手の守備の腕は、相手も腕を出しており、かつ影響を受けていなかったためとらない。

“大枠は抑えられていた”マラング・ディエディウ主審に、読者の皆様はどのような採点をつけますか?

 

~採点基準~

5:彼なしに試合はありえなかった

4:普通に試合を終わらせた

3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

0:試合を壊してしまった

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