石井紘人のFootball Referee Journal

【無料記事/審判紹介コラムvol.3】W杯アジア最終予選日本代表×イラク キム・ドンジン主審とは?   

本日1935分キックオフとなるFIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選第三戦の日本代表×イラク戦の主審は、韓国のベテランレフェリーであるキム・ドンジン主審(参考記事:2014ブラジルW杯アジア予選 日本×ヨルダン キム・ドンジン審判団評)が割り当てられた。

キム主審は、日本×中東勢の試合を過去に数試合アポイントされており、中東特有の大袈裟なファウルアピールにも慣れている。選手のリアクションで判定がブレることはなく(参考記事:2012ロンドン五輪アジア最終予選 日本×バーレーン キム・ドンジン審判団評)、むしろ審判の目を欺こうとする行為に厳しい姿勢を示す。

日本代表×タイ戦では、28分に森重真人がインプレー中にボールの空気圧をアピールし、トーキー主審に試合を止めるように要求。【Laws of the game2条:ボール】【欠陥が生じたボールの交換】には、【試合中、ボールは主審の承認を得ずに交換できない】とあるため、トーキー主審はボールを強くおすのを二回繰り返し、さらにバウンドも確認する。しかし、ボールに問題がなかったことで警告が掲出された(参考記事:W杯アジア予選日本×タイ:中東の笛?なぜ森重に警告が出たのか?)。日本代表選手たちには、キム主審を懐柔するようなコミュニケーションをとって欲しい。過去のキム主審の試合で日本は勝利を収めており、そういった意味では相性が良いのだから。

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