石井紘人のFootball Referee Journal

【無料/上田益也審判批評】川崎フロンターレPKの判定、浦和レッズ41分の武藤ゴール取り消し、森脇のハンドリング、PKのやり直し

天皇杯4回戦の川崎フロンターレ×浦和レッズ戦の上田益也主審(参考記事:上田益也主審とは?)の判定が物議を醸している。川崎フロンターレの風間八宏監督も「レフェリーにも、落ち着いてやってくれというのはハーフタイムにも言いました」(Jleague.jpより)と明かしている。

21分の板倉滉への興梠慎三と関根貴大のチャレンジは議論できるジャッジで、その基準からすると直後や24分の判定が微妙に思える。またNHK-BSで解説していた福西崇史氏が指摘したように、スタンドの雰囲気が、この時間はピッチにも伝染していた。

90+5分の笛を吹くタイミングも悪かった。CKをラストプレーとしていたのは理解できるが、一旦、笛を吹くのを待ってしまった。浦和レッズ側からすると、「笛を待ったのに、なぜカウンターになったら吹くんだ」と不満になる。こういった判定の○×以外のレフェリング、76分の阿部勇樹へのネットの行為の裏での三好康児と森脇良太と李忠成の対立や、78分の宇賀神友弥とネットと大久保嘉人へのマネジメントが拙かった。

41分の武藤雄樹のゴール取り消しは関根貴大が飛び出した時のオフサイドを見たか。85分の森脇のハンドリング、PK戦でのジャッジ、そして大久保への対応など、試合全体の詳細な審判批評レポートはこちらを(記事:【上田益也審判批評】浦和レッズ×川崎フロンターレ:なぜレフェリングがフィットしなかった?記者の理解不足と宮島一代副審の素晴らしい対応)。

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