石井紘人のFootball Referee Journal

【無料/コラム:どこよりも早い村上伸次審判批評採点】チャンピオンシップ川崎フロンターレ×鹿島アントラーズ:どちらかに有利な判定だったか?  

24,209人が等々力陸上競技場に詰めかけたJリーグチャンピオンシップ準決勝は、鹿島アントラーズが1-0で川崎フロンターレを下した。SNSでは試合中のファウルアピールに影響されて、村上伸次審判団(参考記事:村上主審とは?)に不満を持っているサポーターもいるようだが、実際はどうだったのか?

これだけエキサイティングな試合で、選手たちの対立も起こらず、ラフな雰囲気にもならず、大きな判定ミスなく試合が終わったということはレフェリーを評価できるということである。FBRJの読者の方には、基準も伝わったと思う。鹿島アントラーズキャプテンの小笠原満男など選手のマネジメント、カードのラインも的確だった。もちろん、いくつか微妙な判定はあったし、たとえば77分のジャッジは基準的に分かり辛くなった気がする。録画映像で細かい点は確認し、審判批評するが、それでも大枠はおさえられてり、採点:4は与えられるレフェリングだったと思う。試合後の審判団と両選手の握手が、それを物語っている。

 

~採点基準~

5:彼なしに試合はありえなかった

4:普通に試合を終わらせた

3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

0:試合を壊してしまった

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