JリーグにやってくるFC今治に気になる存在がいる(J論)

石井紘人のFootball Referee Jurnal

【無料/村上伸次審判批評】チャンピオンシップ川崎フロンターレ×鹿島アントラーズ:見事なマネジメント  

村上伸次主審らしいレフェリングだった。

30秒、西を引っかけたファウル。3分にも同様に金崎のファウルをとり、エキサイトしないように早めに介入する。11分の小笠原と大久保へのガス抜きと距離感も良い。12分の腕の見極めも的確だ。16分には小笠原のファウルとしたが、ボールへの意図はレフェリーとしても理解できたのだろう。突き放すのではなく、しっかりとコミュニケーションをとり、受け入れさせていく。丁寧なレフェリングだ。34分、ファウルの笛が鳴った後にも、大久保へのチャレンジをやめなかったファン・ソッコに警告。試合を引き締めるカードで、審判団の姿勢をみせた。36分には鹿島アントラーズベンチがファウルアピールするが、懲戒罰が必要な接触はなかった。ベンチにも惑わされない。40分のエウシーニョへのファウルも最初の腕の影響を見極めた。41分の永木のファウルもコースをブロックしてしまっており、基準が貫徹されている。44分、土居のPAにチャレンジしようとするドリブルをファウルで止めたエドゥアルド・ネットへの警告も妥当だ。一方で、48分のボールアウトは分かりやすいリプレイがないので何とも言えない。

レフェリーとしての経験があらわれたのは53分。鹿島アントラーズ側がファウルをとられたことにリアクションするが、ジェスチャーで示し、かつアピールを強く突き放す。“強さ”の表現力に溢れている。65分のノーファウル、71分もボールにプレーしたことを見たのも村上主審らしく、かつポスチャーが明瞭である。その反面、基準的に77分の小笠原のファウルは分かり辛かった。85分、かわされた所を倒れた時に意図的に止めた西に警告。90+4分、遅れてGK曽ヶ端に接触したエドゥアルドに警告。90+4分の金崎のハンドリングもしっかりと見極めた。

大きな判定ミスはなく、かつ試合も普通に終わった。採点は4である。

 

~採点基準~

5:彼なしに試合はありえなかった

4:普通に試合を終わらせた

3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった

2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった

1:ミスから試合に影響を与えてしまった

0:試合を壊してしまった

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック