マルティノス怒りの原因と『主審と副審の協力』が防いだ対立【天皇杯決勝セレッソ大阪×横浜Fマリノス東城穣審判団批評】
2017年シーズンを締める天皇杯のファイナルは主審に東城実(参考リンク)、副審は相樂亨(参考リンク)、山内宏志。追加副審は荒木友輔、岡部拓人(参考リンク)。第四審判が宮島一代のセットとなった。
試合は2分と6分に引っかかったためファウルがあったが、フェアな立ち上がり。
10分のコンタクトは、互いにボールのコースに足を入れたためノーファウルとする。もちろん、15分のマルティノスに入った腕はしっかりとる。16分のソウザのチャレンジも足に影響したためだろう。
30分のマルティノスの空中戦でのファウルはプレーできる範囲外から飛んだと見たか。
直後には相手をホールドで倒した山村に注意を与える。34分のヨニッチの伊藤への腕をアクシデンタル的としたのも受け入れられる。39分のマルティノスのファウルは、山口が蹴ろうとしたところに、無理に足を入れたとジャッジした。
37分には審判団で秀逸なマネジメントをみせた。
水沼が遅れ気味のスライディングをしたため、下平がエキサイトする。すぐに相楽副審が間に入り、対立になるのを防ぐ。東城主審も選手たちのアピールに惑わされず、水沼が足を畳んでいたため、懲戒罰は出さず、エキサイトしたキーマンの下平とコミュニケーションをとる。審判委員会がトライしている主審と副審の協力関係の目指すべき例だ(参考リンク)。
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