石井紘人のFootball Referee Journal

無料「ホールディングでカードが出ないケースは?」競技規則の解釈を家本政明主審が説明【レフェリーブリーフィングレポート後編③審判批評コラム】

FC琉球×ブラウブリッツ秋田戦の59分のシュートブロック

上川徹日本サッカー協会(JFA)審判委員会副委員長S級インストラクター(トップレフェリーグループシニアマネジャー)「この腕の位置は自然な位置とは考えません。腕が高くあがっています。

このシーンは、警告が必要です。ゴール方向に向かっているシュートです。それを意図的に止めたというのは、【大きなチャンスを妨害】で警告の対象になります。」

 

清水エスパルス×ヴィッセル神戸戦の52

「ホールディングになります。懲戒罰が必要かどうか。説明するまでもなく、ここでホールディングがなければ、大きなチャンスとなる可能性は凄く高い。警告になります。」

 

柏レイソル×FC東京戦の44

「このシーンも、後ろをとられた選手が、普通に追いかけても間に合わないと判断し、ホールディングで止めます。」

 

サンフレッチェ広島×コンサドーレ札幌戦の41

「これは実際の試合ではイエローカードは示されていませんが、これも警告が必要だと思います。

インターセプトされて、早く攻撃に移ろうとした所です。この時点では、相手の守備側競技者は揃ってはいますが、ホールディングがなくドリブルが出来れば、前線にいる選手も背後をとろうとしている。

それを止めるために、戦術的にファウルをおかしている。

ボールの保持が変わり、相手の守備が整っていないうちに攻撃をするのは大きなチャンスになる可能性が高いですよね。そこで戦術的意図をもってファウルで試合を止める。そういうシーンが多かったので、スタンダードに出しました。」

 

―こういったホールディングのケースで、カードが出ないというのは、どういったシーンでしょうか。レフェリーの方々のテクニカルな話で、ファウルが起きた瞬間に、グラウンド全体のデザイン、チャンスになるかならないかはどこまで見えているのでしょうか。

 

家本政明プロフェッショナルレフェリー「カードが出ないケースも十分に考えられます。たとえば・・・

 

>>>続きはこちら

 

「これでいいのか?鹿島西の問いかけに審判側対応なし」を取材してみた

 

川崎フロンターレ優勝後、ピッチを出る中村憲剛と家本政明主審の抱擁の理由を両者に聞いてみた

 

町田×名古屋での人違い退場で審判団と選手にどのようなやりとりがあったのか?試合後報道とは違う事実を取材した

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ