石井紘人のFootball Referee Journal

無料:サンフレッチェ広島×川崎フロンターレ戦のパトリックのゴールの前にオフサイドがあったのでは?とアビスパ福岡岩下は退場にすべきだった【審判批評コラム後編①】

今回の隔週コラムは先日、日本サッカー協会(JFA)にて行われた『20182JFAレフェリーブリーフィング』の後編です(前編はこちらから)。

 

J21節の徳島ヴォルティス×ファジアーノ岡山戦の78分(参考記事:乱暴な行為を見極め一発退場レッドカードとした今村義朗主審、村井良輔・阿部将茂副審、堀格郎第四審判

上川徹JFA審判副委員長「レフェリーからは見えていません。副審が行為を確認しており、主審に伝えました。レフェリーはボールの方向を見るので、なかなか難しいです。

その前にコンタクトがあったので、何かあるのではと副審も目を向けたのだと思います。」

 

J25節東京ヴェルディ×アビスパ福岡の62

上川「ボールが肘に当たっているのは事実ですが、体に肘はついています。距離も近い。ハンドリングではないと考えます。」

 

J28節アルビレックス新潟×ファジアーノ岡山の89

上川「ボールのスピードは速い。腕に当たっていますが、体の幅から腕は出ていませんし、ボールの方向に腕を持っていっていません。」

 

J17節の名古屋グランパス×ベガルタ仙台戦の87分(参考記事:大岩のジョーのシュートブロックはハンドリングで一発退場レッドが妥当か?

上川「こちらは如何でしょうか?若干、腕が上がっているように見えるのかもしれませんけど。

主審はPKを与えて、これがハンドリングならば退場になります。

ですが、非常に難しいです。ボールのコースが分かって腕を上げているようにも見えます。

ただ、まず足に当たっているんです。足でプレーした後で、背中か腕の当たりにあたっている。腕の位置だけ見ると、体から離れているようにも見えます。

ですが、足に当たって、当たっている。予期できませんし、ボールのスピードもある。これでハンドリングは厳しいかなと。DFの選手は予測ができないし、腕もそれほど大きく広げていない。ハンドリングは必要なかったと思います。」

 

石井紘人:このハンドリングで大岩選手が一試合の出場停止がついたと思うのですが、これは規律マターだから、こうやって審判委員会がミスを認めても取り消せないということでしょうか?

 

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