無料:松本山雅反町監督「本当にレッドカード?」「レフェリーは何とも思っていない」22分の岩間の大分トリニータへの得点機会阻止を議論する【審判批評コラム】
J2のビッグマッチ、第19節の松本山雅FC×大分トリニータ戦のレフェリングについて松本山雅から不満の声があがっているようだ。
反町康治監督は「だいたいレフェリーは10試合で1人(レッドカードが)あればいい方なんです。(中略)(今日の主審は)2013年からJFLでやっていて、そこからトータルでずっと0.3なんです。5年間で。(つまり)10試合で3試合(レッドカードを)出しているんです」とレッドカードの多さでレフェリーを批判したが、カードの枚数だけでレフェリングは語れない。
たとえば、UEFAのトップレフェリーのジュネイト・チャクルは0.31である(『サッカーダイジェスト』2016年時点)。
「だから0.3でも問題ない」ではなく、議論すべきなのは中身である(参考記事:W杯で結果を出すまで西村雄一もカードやPKを批判されていた)。この試合でいえば、【得点の機会阻止】かどうか(参照リンク)をサッカー競技規則から論じるべき。
まず【押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がない】は当てはまるか。次に、
〇反則とゴールとの距離
〇プレーの方向
〇ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
〇守備側競技者の位置と数
【得点の機会阻止】の適用は受け入れられるか。議論する(参考記事:松本山雅FC×大分トリニータ:清水勇人審判団批評)。