池上正氏「毅然とした態度でジャッジし、選手にフェアプレーを訴えた審判が指導するチームはどんなサッカーをするのだろう。期待を込めて見守ると…」
相手からファウルを受けて転倒した選手が、接触した相手に対し何事か叫んだ。すると、審判は迷わずレッドカードを与えたのだ。試合後、本部テントに戻ってきた審判は大会役員に、なぜカードを出したのかを説明していた。
「殺すぞ!」
中学生はそう言ってすごんだという。
「それだったらレッドカードは仕方ありません。カードを与えることが、その選手の戒めになります。まだ中学生ですから、自分の気持ちをコントロールできない部分もある。そこが改善され、成長できるよう見守るのが大人の役目。退場させた先生(審判)の行動は正しいと思いました」と池上さんは述懐する。
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