石井紘人のFootball Referee Journal

無料:浦和レッズ李の幻の同点ゴールは「サガン鳥栖GK権田へのファウルを副審がよく見ていた」(中払氏)「どう思う」(槙野)「近くのレフェリーではなく遠くからのジャッジ」(オリベイラ監督)【審判批評】

J121節サガン鳥栖×浦和レッズ戦の88分の判定について浦和側が不満の声をあげている。

柏木陽介の右サイドからのコーナーキックをマウリシオが合わせ、そのこぼれ球を李忠成が押し込み、ゴールネットを揺らした。1-1の同点に浦和が追いついたかと思われたが、副審がフラッグアップ。

DAZN解説の中払大介氏は「たぶん、キーパーに対してかなり。権田に対して、前の(李)選手がかなり引っ張っていた。それを副審の方が見ていたと思うんです。それで旗をあげて、そこを主審と話し合うんじゃないですかね。ここで、ずっと(李が権田を)持っているんですよね。結構、引っ張られている。キックの前に、(李が)権田選手を触っていて、ここで(権田が)よろけて(影響を受けて)いる。副審はよく見てましたね」と適用を説明した。

一方、浦和側はジャッジに納得いっていないようで、オズワルド・オリヴェイラ監督は「ゴール前での少し、混乱した状況で近くにいたレフェリーが見えなかったものが、遠くにいた副審には見えたということ」と皮肉を残している。

それに呼応するように、多くのメディアは「接触は些細なもの」と記事にし、「ファウルではない」という論調が多いようだ。

さて、この適用だが、受け入れられるものなのか。議論したい。

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