石井紘人のFootball Referee Journal

無料:ジュビロ磐田×サンフレッチェ広島戦やSC相模原×鹿児島ユナイテッドFC、アセッサーと委員会の判定の精度など数字も公開【レフェリーブリーフィング前編①審判批評】

今月の第一週に予定していた隔週コラムですが、『20186JFA(日本サッカー協会)レフェリーブリーフィング』の模様をレポートします。

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今回のブリーフィングも上川徹JFA 審判委員トップレフェリーグループシニアマネジャーがサッカー競技規則の理解を深めるために、Jリーグの判定をメディアに説明した。

 

J131節の湘南ベルマーレ×清水エスパルス戦の50

上川「この短い距離からの、この腕の位置をどう見るか。

肘、あるいは二の腕にボールが当たっておりますが、腕が体についており、自然な動きの位置と考えます。

レフェリーのハンドリングを適用しなかったのは、正しい判定といえます。

これはチーム側から意見交換にもあがっていません。クラブのハンドリングへの理解も深まっています。」

 

J132節のヴィッセル神戸×サガン鳥栖戦の37分(Jリーグジャッジリプレイ参照

「閉じている腕に当たっています。レフェリーも認識しています。

ボールのスピードは速い。距離は10mくらいありますが、ダイレクトで打たれたシュートに対し、ボールの方向をあきらかに認識、予期できる訳ではない。

腕は広げている訳ではなく、腕が動いてもいない。腕に力も入っていない。

レフェリーのハンドリングを適用しない判定は正しいと考えます。

これも意見交換にあがっていません。」

 

J334節のSC相模原×鹿児島ユナイテッドFC戦の67

「ハンドリングの笛まで時間がかかります。

白の選手の左腕が、レフェリーのポジションから分かりませんでした。レフェリーと事象の間に、競っている選手がおり、確認できなかった。

これは副審からのファウルサポートです。副審からは、ほぼ正面なので見極められました。

この判定は、我々が副審に求めているものでもあります。J3なので、コミュニケーションシステムは使ってませんが、副審がPKという大きな判定をしっかりとサポートしました。

これも、あきらかに腕があがっているので、クラブから意見交換会はありません。」

 

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CHAPTER.6 J1リーグ戦 審判団のコミュニケーションシステム

 

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