石井紘人のFootball Referee Journal

無料「VARに泣き助けられた」(サカダイ)「吉田麻也、先制ゴール取り消され“前例を作るために使いたがるとわかっていた”」(サンスポ)【日本代表×ベトナム:モハメド審判団批評】 #アジアカップ

AFCアジアカップ2019UAE大会は準々決勝からビデオアシスタントレフェリー(VAR)が運用されているが、第一試合となった日本×ベトナム戦で早速介入があった。

まずは24分、コーナーキックから吉田麻也がヘディングでゴールネットを揺らし、一度は得点が認められる。だが、選手たちがスタートポジションに戻ったところでVARから助言があったようでプレーが中断する。

私の目では、通常のリプレイではボールが腕に当たったかどうかもフォーカスも出来なかったが、スローで見た時に腕に当たっているような印象を受けた。それもあり、VARも介入に時間がかかったのだろう。

吉田の腕に確かにボールは当たっていたが、それが意図的なのか、未必の故意なのかは微妙ではあるが、モハメド主審の動きを見るかぎり、先日のコラム(参考記事:今後ハンドリングで注意すべきこと)に記したように今大会の基準からするとハンドリングということなのだろう。後ほどFBRJでレポートしたい。

また52分の日本の先制ゴールが生まれるペナルティーキックとジャッジされたシーンも、プレーが途切れたタイミングの56分でVARが介入。こちらもモハメド・アブドゥラ・ハッサン主審が映像を確認した後で、判定が変わり、ノーファウルからPKとなった。

VARの介入で判定が二度も覆される事例となったことを、読者の皆様はどのように感じたでしょうか?御意見をお聞かせ頂ければ幸いです。もちろん、FBRJでもレポートします(参照リンク)。

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