Jリーグのファウルとカードの数、意見交換会での誤審も減少【レフェリーブリーフィングレポート審判委員会批評】鹿島アントラーズ×浦和レッズ、愛媛FC×FC琉球なども説明
2019年シーズン最後の『レフェリーブリーフィング』では、シーズンの判定にまつわる数字が公開された。
上川徹・日本サッカー協会トップレフェリーグループシニアマネジャーは「反則とカードの数は減っていますが、その中でカードの異議が増えている」と数字を映し出すと、メディアからは「来年のビデオアシスタントレフェリー(VAR)導入によって、異議も減るのを期待しているか?」という質問があがった。
しかし、「VARが介入する事象のみで異議が起きている訳ではないので、難しいかもしれません。たとえば、ボールアウトやファウルかどうかでの異議もあります」と審判の難しさが語られた。
DOGSO(得点の機会阻止)も多少増えてはいるが、これは横浜Fマリノスのようにハイラインのチームが生まれてきたことと起因している。決してネガティブな数字ではない。
DOGSOのレッドは増えた一方で、警告二枚による退場は減っている。この背景には「警告数が減っているのはもちろん、レフェリーにゲームエンパシーを求めている部分もあります。ゲームの流れや温度を考えて、杓子定規にカードを出さない。もしくは、カードを出す前にマネジメントをしておくことです。これは、二枚目のカードを出すなという意味ではありません。主審の裁量内の部分であればということです」。
次に意見交換会の数字だが、これらは「クラブが映像を見て誤審だと思ったシーンについて」の数字である。ちなみにJ2のレノファ山口FCとJ3のヴァンラーレ八戸FCは意見交換会を行っていないとのことだ。
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