石井紘人のFootball Referee Journal

無料:なぜVARは田中碧のスライディングを相手競技者の安全を脅かすタックルで挑む著しく不正なプレーでレッドカードとムハンマド・タキ・ビンジャハリ主審に伝えたか?【日本×カタール審判団批評】 #daihyo

著しく不正なプレー

相手競技者の安全を脅かすタックルまたは挑むこと、また過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なプレーを犯したことで罰せられなければならない。

いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横、あるいは後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる。

 

衝撃的なレッドカードと感じた方が多いだろうか。

452分、「ボールにプレーした」(松木安太郎氏)田中碧の足が、アブドゥリサグの足に接触したということで、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)がタキ・ビンジャハリ主審にインカムを飛ばす。

フィフティなコンタクトとジャッジしていたタキ主審は、田中の足が入っているというのは自身の見た絵と違ったため、オンフィールドレビュー(OFR)に向かった。

テレビで流れた映像が主審のチェックしていた映像と同じだとすると、主審はスローで部位を、ノーマルスピードでどちらがプレーイングディスタンスにあったかを見ていたのだろう。

そして、タキ主審は田中がインサイドでボールを持つために出した足を、アブドゥリサグのアキレス腱へのチャレンジとみて。またアブドゥリサグがプレーイングディスタンスにあったところに、田中が遅れたとも見たのだろう。

ボールに触れてはいても、相手競技者の安全を脅かすタックルということでレッドカードを掲出した。

 

■その判定の〇×と審判批評はこちらから→ https://www4.targma.jp/fbrj/2020/01/16/post9778/

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