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石井紘人のFootball Referee Jurnal

審判を取材している私が、なぜJリーグ27年のベスト盤DVDをプロデュースしたのか?【ドキュメントDVD審判に続く二作目は #Jリーグメモリーズ &アーカイブス】


簡単にいうと、審判を追っているのもフットボールそのものが好きだから(参照リンク)なのですが、それだと味気ないので。

 

▼というわけで、「なぜJリーグ27年の歴史をDVDにしようと思ったのか」について書いてみます。

 

■DVD #Jリーグメモリーズ は「あるようでなかったイメージトレーニング&グループ戦術DVDはVHS時代の希少映像を掘り起こしたJリーグ27年ベスト盤」

 

■『Foot』(J-sports)でも取り上げた各クラブの背番号の系譜

 

2004年にJリーグ熱が再燃してから(参考記事:僕のJリーグ熱が再燃したとある出来事とは?)というもの、とにかく感動を味わいたくて、Jリーグ系のDVDを買いあさっていました。『激戦!Jリーグ』『Masahiro Fukuda No.9』『飛翔伝説』などなど、まぁ友人たちに「貸してくれ」と頼まれました。DVDを作っている今となっては、「いやいや、買ってくれ」なんですけども()

その私が購入していたDVDのプロデューサーが、ドキュメントDVD『審判』制作時に尽力してくれたJリーグの方(H)だったのです。

コロナ禍で、Jリーグも中断せざるを得ません。そこでHと、「Jリーグ再開までのモチベーションDVDを作ろう」という話になり、今回のプロジェクトが動き始めました。

1993Jリーグ開幕時が小学6年生。男三兄弟は全員サッカー部、父親もサッカーコーチの我が家では、ありとあらゆる試合、サッカー番組を見ていました。

その時に憧れていたのが、レオナルド、ジョルジーニョ、ジーニョ、ドゥンガ、ストイコビッチ、スキラッチというアンドレス・イニエスタ級の選手たちです。

 

Jリーグ開幕時は年老いたスターたちが集まる年金リーグだった」と揶揄もありましたが、それは引退したジーコが復帰したのもあるでしょう。ですが、フルシーズン活躍は出来ませんでした。そのことが年金リーグではなかったことを物語っています。

そもそもで、レオナルド、ジョルジーニョ、ジーニョ、ドゥンガはFIFAワールドカップ1994年アメリカ大会優勝後、バリバリの現役ブラジル代表時代にJリーグクラブに所属しています。

当時のJリーグには、本当にイニエスタ級の選手たちが在籍していたのです。

 

それをアーセン・ベンゲルも証言しています。

「(Jリーグ開幕時は)ヨーロッパや南米の一流選手が日本に行くのは珍しい話ではなかった。ここ数年で成し遂げられた日本人選手の成長の一因は、Jリーグで日常的に海外の一流選手のプレーに接してきたことにある」(『勝者のヴィジョン』より)

 

■Jリーグ27年の歴史のベスト盤『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』販売ページ
https://w8sports.stores.jp/

 

と語っているように、日本のバブル崩壊、欧州での1995年末のボスマン判決前までは、クラブとの契約更新を控えたスーパースターたちをJリーグが掻っ攫えたのです(一方で監督の重要さをフロントは認識しておらず、チームとしての成熟度は…ゆえに「最初の10年で選手がプロになって、次の10年で監督がプロになった。次の10年でフロント」と言われたのでしょう)。

 

以前、前園真聖にインタビューした時に「ジーニョ、凄かったですよ」と語っていたのを思い出します。

FIFAワールドカップ1994年アメリカ大会、優勝したブラジル代表の2トップであるロマーリオとベベトに注目が集まりましたが、その2トップを操っていたのが司令塔のジーニョです。

そんなジーニョとプレーしていたからこそ、1996年アトランタオリンピックで日本代表がブラジルを破ることができたのだとも思います。

 

一方、ベンゲルは90年代後半のJリーグの状況を憂いてもいました。スーパースターを獲得するのが難しく、そうなると日本人選手が海外に出ていくしかない、と。

クライフ率いるバルセロナ在籍時にバロンドールを受賞したストイチコフを最後に、Jリーグにビッグネームが来ることは減ってしまいました。中田英寿が1998年にイタリア・セリエAに移籍し、以降選手が続いて海外移籍していくのには、そのような背景もあります。

 

FIFAワールドカップ1998年フランス大会出場を決めた後、ヒーローインタビュー時に中田が「Jリーグを盛り上げてください」と語りかけましたが、2000年前後Jリーグ人気は低迷してしまいました。

 

恥ずかしながら、私自身も2000年前後はJリーグ観戦から離れていました。

 

そんな中でもストイコビッチは最上級のプレーを披露していました。また2001年には、フィオレンティーナで活躍し、第1FIFAクラブワールドカップではマンチェスターユナイテッドをチンチンにした直後のエジムンドが東京ヴェルディに加入しました。

ですが、Jリーグは人気低迷中。テレビ中継も減っています。エジムンドがいたにもかかわらず、スタンドはガラガラ。ゆえに、エジムンドがJリーグにいたという事実を知らない人たちもいるくらいです。

大活躍したエジムンドは、その後の2003年に年俸2億円で浦和レッズに移籍しますが、戦術に不満を抱いて帰国してしまいます(満員の埼玉スタジアムを背景にしたエジムンドは映えたはずなのに)。

 

そういったスーパースターのプレーをもう一度味わいたい。

また当時はVHS時代ということもあり、現在の視聴環境に適していません。しっかりと再編集してDVD化したいという想いもありました。

さらにネットに上がっていない動画を厳選しました(そもそもでJリーグの映像を勝手にY〇utubeにあげる君はCMでやっているようにダメですよ。今後、漫画村同様に監視されると思いますが)。

たとえば、清水エスパルスには、ACミランのスーパーサブで、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のバルセロナ戦で2ゴールを決めて、優勝に貢献したダニエレ・マッサーロという選手がいました。

そして、そのマッサーロですが、Jリーグでもワールドクラスのゴールを決めています。

しかし、そもそもJリーグオフィシャルDVDである『Jリーグメモリーズ』が、Jリーグが無料でYou tubeにアップしているものを、有料で販売しても、私なら購入しないなと。なので、JリーグがYou tubeにアップしているゴールは基本的に収録していません。

あくまでも、DVDを購入しなければ観られない、かつワールドクラスのゴールをピックアップしました。ストイコビッチの『Finale』(集英社)にもありますけど、Jリーグバブル時に在籍したイニエスタクラスのスーパースターたちのプレー、それをせっかく日本が持っているのだから、指導の参考にすべきだよね、エンタメとしてもフルに楽しみましょうよというのもあります。

ストイコビッチやドゥンガやストイチコフなど、Jリーグでプレーしながら、FIFAワールドカップやEUROでバリバリに活躍していた選手たちのハイライト、ピーク時代の映像をJリーグが持っているって凄いこと。そういったイニエスタ級の選手たちを特集したかったというのもあります。

 

私の第一作目となったドキュメントDVD『審判』はフットボール映画祭で観客賞を頂きました。非常に光栄ではあるのですが、『審判』に関して言うと、「映画を作ろう」というよりは、「とにかく審判員を見て貰おう」と考えていました。編集にこだわるのではなく、一回でも多くカメラを出動させることに予算をかけました。

 

一方の今作は、私の中でJリーグ27年のハイライト映画を作る気持ちでした。ジャケットは今までのJリーグ作品とは一線を画し、音楽、ヒーローインタビューのタイミング、ビジュアルもこだわりたかった。編集を担当してくれたイマジカライヴの皆様はミーティングでこちらの意図を完全にくみ取ってくれました。

 

『審判』はかなりマニアックな作りでしたが、今作『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』は老若男女、家族三世代で見て欲しい(久しぶりの家族のコミュニケーションにも)し、応援するチームが違う人たちで見ながら侃々諤々議論して欲しいし、プレーしている人たちのイメージトレーニングにも使って欲しい。「日本のフットボールもすごいだろ?」と欧米や南米の人たちにも自慢して欲しい。

 

今までのゴールシーンは、アシストからスタートするのが基本でしたが、フットボールで大事なのは、どのようにボールを奪うのか?そして、どのようにゴールを奪うのか?です。

ですので、可能な限り、ボールを奪ったシーンや奪った直後から収録しました。

 

「才能のある選手同士が組むと簡単に素晴らしいコンビネーションを生み出せる」(ベンゲル)

「シュートの場面は、イメージが二つ、三つくらい沸くよね。それで一番、最初に浮かんだのをやると、うまくいくことが多い。」(久保竜彦)

 

イメージを高めるためには、一流のプレーを見ることが大切とのこと。ですので、そういった作りにもしました。プレー向上のためにも『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』を。そして、今月27日から再開されるJ2リーグとJ3リーグ、来月4日からのJ1リーグを観ましょう。(文中敬称略)

 

630日前後から配送スタートの予定です(購入順に配送しますので、ご了承下さい)!!

 

■Jリーグ27年の歴史のベスト盤『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』販売ページ
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