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石井紘人のFootball Referee Jurnal

無料:Jリーグ規律委員会って何?なぜ、審判委員会は同じ暴力(乱暴な)行為でも後日出場停止を科さないのか?


日本サッカー協会(JFA)審判委員会が『レフェリーブリーフィング』で自らのミスを認める中で、選手たちの行為にも目が向くようになった気がする。

前回の『レフェリーブリーフィング』では、とある選手の行為、選手たちは審判側に不満をあげたシーンでも「こういった暴力行為」と記者が評したくらいだ。

そんな中でこんな声もあった。

「このような暴力行為で、後日、出場停止処分が科される場合があると思うのですが…」

 

試合後の出場停止処分だが、審判団はもちろん、JFA審判委員会が決めている訳ではない。

決定権があるのはJリーグ規律委員会である。現在は、古河電工出身の石井茂巳氏がJリーグ規律委員長を務めているが、日本代表として15試合に出場しているものの、トップレフェリーとしての経験はない。もちろん、審判委員会メンバーが規律委員会のメンバーに入っていることも多いらしいが、必ずしも規律と審判はイコールではない。

 

そして、Jリーグでは、規律委員会が介入するのは、審判団が試合中に判定できなかったもの、見えていなかった事象に限られる。

 

「試合後に課される出場停止処分に関しては、規律委員会の話なので。ただ、(競技規則的にも)試合中に判定したものに関しては基本的に審判団のジャッジが今は尊重されるという風な考えになっているのではないでしょうか」(扇谷健司JFA(日本サッカー協会)国際・Jリーグ審判デベロプメントシニアマネジャー)

 

審判の判定には不介入と線をひくことで、審判を守る意味合いもある。そういった背景もあり、審判がしっかりと見極めはできなかったが、視野に入っていた行為に関しては、規律委員会は介入しないようだ。それもあり、批判が起きたキックには規律委員会は介入しなかった。

レッドカードを見極められなかった主審はもちろん乱暴な「見たくない」(平畠氏)行為を行った高橋祥平、「世界的にカードが出る」(原博実氏)“取り囲み”を行った東京ヴェルディも批評されるべき【FC琉球戦:先立圭吾審判団】

決して映像を振り返った審判側が行為を軽く見ている訳ではない。

最後に一つ付け加えると、先日の『Jリーグ理事会後チェアマン定例会見』(参照リンク)で記者から「8月のJ2で、主審に対して選手たちが集団で執拗に抗議をする取り囲み事例で、罰金と判断される事例が2件ありました。Jリーグでは処分を公表していない」と質問があがったように、出場停止処分以外の規律委員会の裁定、「広報として発表しているのは、ピッチ上のレッドカードとイエローカードの処分で、停止試合数について世の中に決定内容をお出ししている」ということもあるようだ。

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