石井紘人のFootball Referee Journal

無料:審判フリークが選ぶ2020シーズン最優秀レフェリーは?「家本政明主審」「コロナ禍で誰一人、陽性にならなかったJリーグ担当審判員全員」

2016年は佐藤隆治を抑えた家本政明(参照リンク)、2017年も西村雄一を数票差で抑えた家本(参照リンク)、2018年は2位の佐藤と山本雄大に倍以上の差をつけた(参照リンク)家本、2019年も家本がぶっちぎりの(参照リンク)票を獲得し、四連覇を達成した。

家本が四連覇を達成した背景には、下記のコラムも関連していると思う。

【石井紘人コラム】Jリーグアウォーズ最優秀主審副審賞は「J1各クラブからキャプテンと年長選手(シーズン〇試合以上出場)の2名、計36名とJリーグ担当主審58名に一票ずつ渡す」「300試合で表彰」

話を戻して、今年は票が分散し、十票以上を獲得するレフェリーが少ない中、

若手で十票を越えたのが、「試合をスムーズに進行させ、自分は目立たずに試合を終わらせる審判」という評価を受けた福島孝一郎。

 

3位となったのが、

「今年は試合を上手くコントロール出来ていた審判の1人だと思います。特にアンガーコントロールは良かった」

という佐藤隆治。

 

2位は、

「ルヴァンカップ準決勝かつ多摩川クラシコという大一番。更にはリーグ戦でのブラジル人選手による数々のラフプレーが目立ったチームとリーグ首位をひた走るチームとの一戦で見事なレフリングを裁いた」と持ち前の大一番でのレフェリングが評価された西村雄一。

興味深かったのが、西村に票を入れつつも、「若手ながらも落ち着いており、走力も高い荒木主審に期待しているので、ゲームコントロールの術などをぜひ西村主審から学び、飛躍を遂げていただきたい」とネクスト佐藤となりそうな荒木への期待の声があったことだ。

 

そして、1位はというと、

「家本さんはもう殿堂入りという事で外しました(笑)」とされながらも、多くの「一貫性を感じる」「スタジアムで観ていてもジェスチャーなどでジャッジが分かり安い」というコメントと共に家本が獲得した。

 

今回の投票で最も印象的だったのは、

「コロナ禍で誰一人、陽性にならなかったJリーグ担当審判員全員に賞を」

というコメントだ。

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